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Posted on 2024年03月20日 17:59

元日本代表GKが明かした「引退を決意した瞬間」監督に呼ばれて思った「ダセーな」

2024年03月20日 17:59

 プロスポーツ選手というのは、こんなにも厳しい世界で戦っているのというのか。元サッカー日本代表で、柏レイソルなどでプレーしたゴールキーパーの南雄太氏が、播戸竜二氏のYouTubeチャンネルに出演し、引退を決意した経緯を明らかにした。

 南氏は2022年に大宮アルディージャに期限付き移籍して活躍したが、5月に右足のアキレス腱断裂という大ケガを負う。2023年も大宮に所属し、復帰を目指していた。当時の心境を南氏は、

「体力は全然、大丈夫だった。やるだけだったらあと2、3年できるなと思ってた。体は全然動くし、アキレス腱を切って復帰してから、1回も離脱したことはなかった。アキレス腱を切ったことがある人に聞いたら、元の自分にある程度は戻れたと感じるまで、復帰してから1年かかると。俺が復帰したのが2023年の1月。もう1年プレーして、24年に初めて元の自分に戻れるんだなってイメージしていたから、2023年のシーズン途中まではもう1年やりたいって思っていた」

 ところがその2023年9月、衝撃の事態が起こる。

「9月24日のアウェー、徳島戦。それまで俺はずっとサブでベンチに入っていたんだけど、正GKがインフルエンザになった。インフルエンザになると5日間はダメだから、徳島戦は出られない。これは最後のチャンスかもな、と。よっしゃと思っていたら週の中頃、クラブハウスに行ったらマネージャーが『監督が呼んでます』と。その瞬間に今週(起用は)ないんだと察した。行ったら案の定、監督から『若い選手でいきたい。サブでやってきてくれて、頑張ってくれた。ここで使ってあげられないのは申し訳ないんだけど、でもチームのために頑張ってほしい』って」

 この通告で南氏は痛感した。

「俺のベテランという立場で、チームが残留争いをしている苦しい状況の中、このタイミングで選ばれないんだったら、俺の存在意義はない。監督やGKコーチに不満はなかった。(アキレス腱断裂の大ケガから)自分の調子が上がってきて、今出たら結構いいプレーができるんじゃないかと思っていた。自分がいいと思ったものが、周りからはズレて見えてる。評価する側とこれだけギャップがあるっていうのがショックだった。26年サッカーをやってきて、引退しようかなと思ったことは1回もなかった。この時初めて、これだったら辞めた方がいいかも、と思った。俺、ここで使われないのダセーな、って」

 そして引退を決意したというのである。

 播戸氏によると、「監督が呼んでる」というのはサッカー選手あるあるなのだとか。突然、起用がないことをあっさりと伝えられる、プロサッカー選手。なんとも厳しい世界だ。

(鈴木誠)

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