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記事全文を読む→岩城滉一「何か求められる人間でいたいなって」/テリー伊藤対談(2)
テリー 車は何買ったんですか。
岩城 最近はハイエース。また今年から二輪のレースに出なきゃいけなくなっちゃって。バイクを載せないといけないんで、新車で買ったんですよ。
テリー もういいですよ、レースは出なくて。
岩城 でもね、何か求められる人間でいたいなって。
テリー ああ、それはわかる。
岩城 人にこうしてほしいって言われると。映画なんかでも、「いや別に俺が出なくても他に誰かいるだろうよ」って言えばやることないじゃないですか。でも俺みたいな奴でも、「ぜひ岩城さんに」って言われたらやらざるを得ないんだよね。えらい迷惑かけちゃった、この映画の最中。
テリー あ、そうなんだ。迷惑って?
岩城 いや、色々ね、「もうちょっとこういうふうにしようよ」とか。
テリー 監督とやり合った。
岩城 それはもうごく普通ですよ。ホンの中で夫婦の歴史があんまり描かれてなかったから、「もうちょっとこういうところで食事したね」とか「こんなことがあったね」っていう回想シーンが、俺は多ければ多いほどいいんじゃないかなって思ったので話したり、女房が死んだ後の描き方とか。
テリー 主人公はカナヅチですけど、水泳と出会って夢中になっていきますよね。
岩城 でも、もし女房が死んだら、俺はそういう男ではいられないなって。
テリー 縁起でもない質問で申し訳ないんですけど、奥さんに先立たれたら、岩城さんはどうなっちゃうんですか。
岩城 いや、もう後追いしちゃうかも。
テリー ええっ?
岩城 生きていかれないですよ、そんなの。僕は無理。
テリー そうなんですか。
岩城 うん。僕は無理です。
テリー 岩城滉一は、若い時からずっとモテっぱなしでしょう?
岩城 でもね、僕らの時代、バブルの時のモテる条件って、「高学力、高身長、高所得」でしょう。僕は、ひっかかるところ何もないですもん。傍で言うほどモテたわけじゃないです。何人かやっつけたぐらいで。
テリー アハハハハハ。岩城さん面白いね。
岩城 いやいや、正直なんでね。
テリー ということは、結婚してから、あんまり浮気とかしなかったんですか。
岩城 そんなことあるわけないじゃないですか。男はそういう生き物じゃないんだから。
テリー ですよね。じゃあ、奥さんのことは愛してるけど、別腹というか。
岩城 いや、それ一緒にしちゃったら、世の中すごいつまんないですよ。
テリー アハハハ。なるほど。じゃあ例えば、奥さんが亡くなるとしますよね。ごめんなさいね、縁起でもない話ばっかりして。後追いで死ななくたっていいじゃないですか。順番で待ってる女性がいるでしょう?
岩城 いやいや、女房がいるから成り立つんです。女房がいなかったら、もう必要ないんですよ。女房がいるから安心して、チョコチョコ隠れて、そういうことやってるんで。
テリー ということは、奥さん公認?
岩城 公認っていうことはないですけど。まあ、「人生1回しかないから、悔いがないように生きた方がいいんじゃないの」っていうのが、うちら夫婦の考え方なんで。だから、いいとは思わないけど、犬も歩けば棒に当たるんだから、そういうのはしょうがないことなんですよ。
ゲスト:岩城滉一(いわき・こういち)1951年、東京都出身。1975年、映画「新幹線大爆破」で俳優デビュー。同年、映画「爆発!暴走族」で初主演。1981年にスタートした「北の国から」シリーズ(フジテレビ系)に牧場を経営する北村草太役で出演し、代表作のひとつに。プライベートでは1975年にモデルの結城アンナと結婚、夫婦で番組に出演するなど、愛妻家としても有名。5月10日(金)より、26年ぶりの主演映画「ラストターン 福山健二71歳、二度目の青春」が公開される。
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