社会
Posted on 2024年05月12日 09:59

【神秘の大騒動】近づくと電子機器や衛星電話が使用不能に…バルト海に沈む「円盤型物体」はUFOか遺跡か

2024年05月12日 09:59

 スウェーデンの海底探査会社「Ocean X」がバルト海で難破船を探査中、深さ80メートル付近の海底に横たわる円盤状の物体を発見したのは、2011年4月。謎の円盤型の物体は、直径60メートルあった。さらに200メートルほど離れた場所にももう一体、円盤型の物体が見つかったことで、このエリアは「バルト海の異変」として当時、大きなニュースになったものである。海洋学研究者が説明する。

「バルト海の大部分は氷河期時代に、氷河の移動によって形成されたものです。見つかった物体の形状が、映画『スターウォーズ』に登場するミレニアム・ファルコン号にそっくりだったこともあり、地球外生命体の宇宙船説をはじめ、このエリアそのものがアトランティスの遺跡ではないのか、あるいはナチスが作ったUFO実験場の名残ではないか等、様々な説が飛び交いました。専門家らによる侃々諤々の議論が続いてきたんです」

 近年になり、スウェーデンのストックホルム大学の研究チームによる調査研究によって、ようやく「バルト海の異変」の正体が、氷河の堆積物である可能性が高いことがわかった。

「研究チームは、ダイバーが海底から採取した様々なサンプルを分析。するとその多くが、花崗岩やそれと同じ組成を持つ片麻岩、砂岩であることがわかりました。これらの火山岩は何千年も前の氷河期に形成されたもので、おそらくは氷河運動の過程で生まれた痕跡である可能性が高く、円盤形の物体もその堆積物のひとつではないのかと。ただ、サンプルを分析した地質学者の中には『自然に形成される物質ではない』と異議を唱える者も少なくありません。この物体の200メートル以内に近づくと、電子機器や衛星電話が作動しなくなる、というダイバーの証言もありますからね。これが氷河期にできた岩盤なのか、地球外生命体に関連するものなのかについての議論は、まだしばらく続きそうです」(前出・海洋学研究者)

 そんな人間界の大騒ぎをよそに、謎の物体は今も静かにバトル海の海底に眠っているのである。

(ジョン・ドゥ)

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