昨年11月の大阪W選挙で、永田町からの秋波を一身に浴びているのが、橋下徹大阪市長(42)。率いる「大阪維新の会」の国政進出も有力視されているが、政治評論家の伊藤惇夫氏によれば、
「(67)国政に打って出るようなら、20~30議席を取ってもおかしくないですから。国政で連携を組むのか否か。また、これに小沢一郎さん(69)が呼応するのかどうか。そうなったら民主は分裂でしょう」
永田町関係者はこうも話す。
「小沢さんは昨年末の段階で、『来年はラストチャンス』と意欲満々。民主党を割る決意でいる。すでに、昨年12月21日に『新しい政策研究会』を発足。100人超の議員が参加し、民主党執行部を牽制。さらには橋下市長とも対面し、一気に攻勢に出る構え。(68)自民党との連携で大連立を画策する動きもあるようです」
政界再編のキャスティングボートを握ると言われている小沢氏だが、アキレス腱とも言えるのが、資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る虚偽記載事件の裁判だ。今年の春には、判決を迎えるが、「(69)有罪になったら政治生命は終わり」(伊藤氏)というだけに、余断は許さない。
また、政局が混迷する現況となっている「消費税」の是非を巡って、一気にガラガラポンの様相を呈しそうだ。伊藤氏が続ける。
「消費税率値上げ問題もあって、(70)値上げの賛成派と反対派による分裂は、民主、自民問わずあるでしょう」
だが、永田町では次世代のリーダーの誉れ高い橋下市長も大阪の救世主かというと疑問符が付きそうだ。
「(71)大阪経済は、今年もよくて横バイでしょう。橋下さんのやっていることはコストカットだけ。都構想も、役人のエネルギーが相当取られて行政は停滞します。制度を変えて、はたしてよくなるものかどうか」(伊藤氏)
灯台下暗し、ということか。
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