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記事全文を読む→中日ドラゴンズ「90周年メモリアル」を支えるのはドラフト1位よりも「育成剛腕投手」ダークホース
球団創設90周年を迎えた中日ドラゴンズが春季キャンプの1、2軍の振り分けを発表したのは1月18日だった。その選手リストを見てヒシヒシと伝わってくるのは、プロ野球の世界の厳しさと、「ひょっとしたら…」の期待感。メモリアルイヤーのキーマンとなりそうな投手が見えてきたのだ。
「オフの間、井上一樹監督がメディアの前で言ってきたことではあるんですが、多くの新人選手が1軍スタートとなりました」(スポーツ紙記者)
ドラフト1位の中西聖輝、2位・櫻井頼之介という投手2人の1軍スタートは、大方の予想通り。意外だったのは、その「エリートコース」に育成ドラフト1位の左腕・牧野憲伸が含まれていたことだ。
牧野はNPB2軍に参入しているオイシックス新潟アルビレックスBC所属だったので、ファーム関係者にその実力は認められていた。
「昨年150キロ超えを連発し、NPBの2軍選手を苦しめていました。ひと昔前なら、左投手であれば評価基準にゲタを履かせて指名し、ファームで鍛え上げることが許されたんですが、今はそういった左投手の指名は少なくなりました」(在京球団スタッフ)
「速いボールが投げられなければ」の基準で言うと、2024年ドラフト2位左腕の吉田聖弥は2軍スタートとなった。ちょうど去年の今ごろ、吉田についてこんな指摘を聞いた。
「1位指名の金丸夢斗は故障を抱えているので、吉田が先にプロ初勝利を挙げるのではないか」
吉田は制球力こそ二重丸だが、球速は140キロ台前半。ファームでも被打率が高く、出力を上げるため、途中からリリーフに回された。チーム関係者によれば、2年目の今季は先発再挑戦とのことだが、後輩左腕の牧野が1軍スタートとなった以上、早めに結果を出さなければならなくなった。
「厳しい立場と言えば、2022年の1位・仲地礼亜も2軍スタートです」(前出・チーム関係者)
2018年の1位・根尾昂も2軍スタートだ。昨年の秋季キャンプで9年ぶりのドラゴンズ帰還となった高山郁夫コーチが、投球フォームの微調整を助言。本人はそれに手応えを感じており、高山コーチのそばでスタートするのはむしろ、プラスだったかもしれない。
「牧野はキャンプ、オープン戦を順調に過ごせば、支配下登録となるはず。首脳陣もその話をしていました」(前出・チーム関係者)
ならば最初から支配下で指名してやればいいのに…。左のリリーバーが加われば、大きな武器となる。根尾に期待するファンは多いが、まずは牧野憲伸の名前を覚えておいた方がよさそうだ。
(飯山満/スポーツライター)
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