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記事全文を読む→中日ドラゴンズ若手選手に井上一樹監督が「テレビ出演自粛令」を出したのは「阪神の成功例」があるから
日本ハムの選手が札幌、阪神の選手は大阪、中日の選手が名古屋、カープの選手は広島、ソフトバンクの選手は福岡でテレビ番組をジャックする。これがプロ野球オフの風物詩だったが、今年の中日には「異変」が起きていた。井上一樹監督がオフの間、若手にテレビ出演の自粛を命じているのだ。井上監督はかねてから、こう言っていた。
「メディアで取り上げてくれるのはありがたいが、それによって天狗になっちゃうことが怖い」
井上監督のテレビ出演自粛令によって、オフの在名テレビ局の出演者は涌井秀章、大野雄大といったベテラン中心になっている。
「モデルケースとなっているのは阪神です。以前は前途有望な若虎がオフに在阪テレビ局からの出演攻勢や接待漬けの日々があり、消えていったパターンがたくさん見られました。しかし岡田彰布、藤川球児の体制になってからは特に、若虎のメディア出演や接待外出を制限。テレビ局との癒着がなくなり、遊びに走る若虎が激減しました。その結果、常勝軍団を作り上げることに成功しています」(球界関係者)
5年連続Bクラスに沈んでいる中日に、厳しさは必要なのかもしれない。
「落合博満チルドレンの荒木雅博氏が、球団本部長補佐に就任しました。チームに落合流の厳しい闘魂が注入されることが予想されます。現場の井上監督、フロントの荒木氏のタッグにより、スパルタ管理野球が展開されることになるでしょう」(地元スポーツメディア関係者)
巨人、ロッテが目指す「昭和野球」に次いで、中日も原点回帰の動きを強めているのだった。
(板垣流星)
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