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記事全文を読む→則本昂大「巨人移籍ようやく初勝利」で本当にホッとしたのは「5.13悪夢フラッシュバック」の「8回登板・大勢」
今季7度目の先発登板となった6月2日のオリックス戦で、巨人・則本昂大が「移籍後初勝利」を摑んだ。勝ちを呼び込んだのは、8回の守備だろう。三塁手・坂本勇人の好守備2連発で、球場を沸かせたのである。
「この時、スコアは3-2。坂本の連続ファインプレーがなければ、形勢は逆転していたかもしれません」(スポーツ紙記者)
坂本が則本の1勝目を引き寄せたわけだが、救われたのは則本だけではなかった。その8回のマウンドにいたのは大勢。本当に助けられたのは、この男かもしれない。
則本の前々回登板だった5月13日の広島戦だった。この日の則本は絶好調で、要所でスライダーが決まり、7回無失点で大勢にマウンドを託した。この時点でのスコアは1-0。「8回・大勢、9回・マルティネス」の継投策に入り、ファンは則本の初勝利を確信していた。
ところが、である。大勢が同点のソロアーチを浴びてしまった。試合には勝ったが、大勢は則本に対し、引け目のようなものを感じていたはずだ。
そして再び8回、1点差。「則本に早く1勝を」の思いは全員が共有していた。大勢にも期する思いと同時に「5月13日のモヤモヤ」が蘇ったのではないだろうか。
「8回の守備が終わり、坂本は大勢とグラブタッチを交わしてからベンチに入りました」(前出・スポーツ紙記者)
阿部慎之助前監督が「もったいないから使うべきだ」
移籍後初勝利が、パ・リーグで何度も対戦してきたオリックス相手というのも興味深い。広島打線を翻弄した5月13日、則本が要所で使っていたスライダーだが、それは近年、封印されていた。
「年齢を重ね、スライダーがイメージ通りの軌道にならなくなり、あまり投げていませんでした。巨人移籍後、阿部慎之助前監督が『もったいないから使うべきだ』と助言し、また使うようになったんです」(チーム関係者)
ウイニングショットではなく、使うところを変えているそうだが、6月2日のオリックス打線は久しぶりに見た則本のスライダーに、戸惑いがあったはずだ。
ちなみにだが、初勝利を逃がした5月13日はには、坂本のサヨナラ3ランが飛び出した。そして今度は好守。年齢が近いとテンポが合うのか、お互いを鼓舞するものがあるようだ。
(飯山満/スポーツライター)
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