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記事全文を読む→「ワークマン」が真冬にもう前倒しの「夏の猛暑対策」を展開!「着る方が涼しい」XShelter暑熱Ωの技術力
真冬のこの時期に「ワークマン」が「猛暑対策」を前面に打ち出してきた。
2月9日に開催される「2026年春夏『Workman Colors&リカバリー』新製品発表会」で、注目素材のひとつとして位置づけられているのが、同社独自開発のXShelterだ。春夏商品の話題としてはやや早い印象があるが、この前倒しこそが、今回の発表を読み解く上での重要なポイントになる。
背景にあるのは、昨シーズンの成果と課題だ。ワークマンの発表によれば、2025年秋冬シーズンに、XShelter製品は50億円強を販売した。防寒用途を中心に支持を集めた一方で、入荷後に早期完売する商品が相次ぎ、供給が十分とは言えない状況が生まれた。ヒットしたことは確かだが、その反省を踏まえ、次の春夏に向けて体制を見直している。
2026年春夏に投入されるXShelter製品は278万点。前年の約8倍にあたる数量で、金額ベースで63億円規模を見込む。これまで防寒素材としての印象が強かったXShelterを、今後は「着る方が涼しい」暑熱対策素材として打ち出していく構えだ。欠品が続いた反省を踏まえ、当初から十分な数量を投入する方針を示した点に、今回の転換が表れている。
2025年春夏はアウトドア向け商品が中心だったが、2026年はそれに加えてWorkman Colorsや旧#ワークマン女子店向けのベーシック衣料を本格的に展開させる。半袖シャツやパンツといった日常着にXShelterを採り入れることで、作業服やアウトドア用途に限らない着用シーンを広げていく狙いだ。
新たに投入されるのが、暑熱軽減素材「XShelter 暑熱Ω」である。将来的な猛暑を見据え、東レの素材技術を生かして高い遮熱性と通気性を両立させた。衣服内の温度や湿度を整え、着用時の負担を軽減しようとする発想は、冷たさを演出する従来の冷感素材とは異なるアプローチだ。
こうした取り組みは、職場での熱中症対策が事業者に求められるようになった制度改正に応じたもの。まずはワークウェア分野から展開し、今後はジャケットやシャツ、パンツ、インナー、ポンチョ、キャップ、日傘、さらにキッズ向けまで、幅広いアイテムへの拡大を予定している。キッズ向けについては、地面からの輻射熱の影響を受けやすい点を考慮し、ラインナップを強化する方針だ。
ワークマンはこれまで数多くの商品を揃え、その中から売れ筋を育てる商品づくりを続けてきた。だが2026年以降は安定した供給を前提に、他社とは競合しない独自開発素材を中心に育てていく考えを強めている。XShelterがワークマンを象徴する存在として定着するかどうかが、今後を占うポイントになりそうだ。
猛暑対策は気温が上がってからでは間に合わない。消費者側も早めの動きが求められるシーズンになりそうだ。
(ケン高田)
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