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記事全文を読む→トドメの3敗目で大の里を「休場」させた前頭・藤ノ川と甲山親方の「極秘作戦会議」
大相撲春場所3日目は大荒れだった。横綱・大の里が初顔合わせの藤ノ川に敗れ、初日から3連敗を喫したのだ。相撲ライターが振り返る。
「場所前、二所ノ関親方から藤ノ川の師匠の甲山親方の元に、電話があったそうです。翌日、部屋に出向き、横綱と三番稽古を行った。圧倒的な力の差を感じさせる内容だったのですが、横綱の大きさとタイミング、感覚が分かった。稽古後、藤ノ川と甲山親方は、大の里戦の作戦会議を開いたんです。甲山親方は藤ノ川の実の父親なんですが、感極まったのか、大の里に勝った瞬間『よっしゃ!』と叫んだと…」
177センチ121キロの藤ノ川は、小兵中の小兵力士だ。大の里との対戦では気持ちが高ぶり、つっかけた。そして仕切り直しで、鋭く踏み込んだ。
「左を固め、大の里の右差しを封じにいく。しかし横綱の圧力に押し込まれた。これを左おっつけ右のど輪で我慢。大の里はのけ反りながら、強引に出ていきました。そこをタイミングよく引き落とした」
初の金星獲得である。
「初日が出ていなかったので、楽になれた」
藤ノ川はそう言った。
屈辱の3連敗となった大の里はどうかといえば、
「どうも変だったんです。境川部屋で平戸海と三番稽古をやった時も、26番で大の里の16勝10敗でした。相撲記者は皆、平戸海が3番か4番勝てばいいとみていたので、できすぎと評価していた」(前出・相撲ライター)
4日目からついに休場となった大の里だが、大関・安青錦の綱取りに影響はないのか。
「すごく楽になったと思いますよ。大の里にはどうしても勝てなかった。安青錦にとっては、豊昇龍を倒せば横綱の座に近づく。12勝3敗での優勝では値打ちが落ちるので、13勝2敗で昇進させるべきでしょう」(相撲協会関係者)
昨年の九州場所は11勝で、今年の初場所も10勝しかできなかった大の里に、大きな試練が訪れている。
(蓮見茂)
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