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記事全文を読む→「お前は醜い豚」WBC韓国×台湾「罵詈雑言SNS」場外乱闘で侍ジャパンにも「八百長だ」ニセ情報攻撃の大暴走
WBC1次リーグC組を2位で通過し、準々決勝へと進んだ韓国に「大事件」が発生した。主砲ムン・ボギョンのSNSに、数千件もの罵詈雑言が「漢字」で殺到したのだ。
きっかけは、3月9日の韓国×オーストラリア戦、9回の場面。WBCには準々決勝進出を決めるにあたり、「失点率」というルールがある。
この回に1点を追加して7-2とした韓国は、この時点で準々決勝への進出条件を満たしていた。そしてその直後、二死一塁で打席に立ったムン・ボギョンはバットを振ることなく、あっさりと見逃し3球三振。
仮にこの試合を韓国が8-3で勝利していれば、失点率により台湾が準々決勝に進出できた。韓国が8点目を奪えば、オーストラリアの準々決勝進出の可能性が消えることになっていたからだ。
そのため、これは台湾を落とすための故意の三振ではないかとの疑惑が持ち上がり、ムンが台湾代表ファンの攻撃の的となったのである。
韓国側にはすでに追加点を狙う理由がなく、ごく自然な判断だったが、台湾ファンは許せなかったようだ。
ムンのインスタグラムには、中国語による罵詈雑言で埋め尽くされた。「お前は豚」「醜い」といった、度を越した人格否定のオンパレードだ。
同時並行で、日本戦への疑惑も噴出した。SNS上に「WBC代表チームが八百長を認めた」「台湾と日本の試合の点差があまりにも大きい。AIの分析の結果、八百長の可能性が高い」といった虚偽情報が拡散することになったのである。
コトここに及んで事態を重く見た台湾野球協会の蔡其昌会長が、悪意の虚偽事実流布者に対して法的措置をとると宣言する事態にまで発展。韓国メディア「OSEN」は「台湾のファンたちはムン・ボギョンのSNSに『コメントテロ』を仕掛けた」と報じた。
これを「台湾ファンの暴走」と片づけるならば、甘すぎるのではないか。問題の本質は、敗者の怒りが「選手の粗探し」と「証拠なき陰謀論」へと向かうことにある。
かつて東アジアの野球は「日韓台によるアジア三国志」と呼ばれた。だがその実態はもはや、崩れている。日本の独走と他国の低迷が明確になればなるほど、敗者の矛先は勝者の足を引っ張ることへと向かう。今回の台湾ファンの暴走は、その構造が臨界点を超えたシグナルだ。
では、次の標的は…答えは明白だ。台湾との初戦を13-0の7回コールドで制し、4戦全勝で1次リーグを圧倒した侍ジャパンしかいない。
すでに台湾ファンは、日本戦に八百長疑惑を向けた。日本が強くなればなるほど、アジア近隣諸国に蓄積されるコンプレックスは大きくなる。連覇を果たす日が来れば、そのサイバー攻撃の矢面に立つのは誰か。大谷翔平のSNSか、山本由伸のアカウントか。
日本ではNPBと日本プロ野球選手会が、AI誹謗中傷検出システム「Threat Matrix」をWBC期間に導入すると発表した。だが、それはあくまで侍ジャパンに限ったものだ。台湾ファンの攻撃にさらされたムン・ボギョンを守る仕組みは、韓国側には存在しなかった。
国際大会である以上、選手保護の枠組みは一国だけでは完結しない。大会が「国を背負う戦い」という文脈で興行を成立させる以上、この副作用は繰り返される。
華やかな国際大会の裏で、アジア野球は静かに冷戦へと突入しつつある。日本がその最大の標的になる日は、思いのほか近いかもしれない。
(ケン高田)
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