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記事全文を読む→【欧州サッカー】ベルギーの「日本人軍団」が大躍進!「嫌われクラブ」への地元サポーターの見る目が変化も急浮上した「心配材料」
サッカーのベルギーリーグで、日本人軍団のシント=トロイデンが旋風を巻き起こしている。3月8日のセルクル・ブルージュ戦を2―1で勝利。首位サン・ジロワーズと勝ち点差3ポイントの3位(18勝3分け7敗)と首位争いを演じている。
昨年は降格争いに巻き込まれ、ギリギリのところで踏みとどまったが、これまでの成績も中位から下位が定位置だった。だが、今年はセルクル戦で日本人選手が6人も先発出場。途中出場したMF松澤海斗も決勝点を挙げている。好調の要因をサッカーライターが解説する。
「守備は日本代表のGK小久保玲央ブライアンがビッグセーブを連発。同じく代表のDF谷口彰悟が抜群のラインコントロールで統率して安定しました。一方で攻撃はパリ五輪世代のMF山本理仁が攻撃の起点となり、今季期限付き移籍で加入した20歳の若武者・FW後藤啓介がブレイク。リーグ戦で10ゴールをマークしています」
シントといえば、ベルギーでも異色のクラブだ。2017年に日本企業のDMMグループが経営権を取得し、日本人オーナーが運営している。Jリーグと欧州リーグの橋渡しとも言われ、これまで日本代表の主将・MF遠藤航やMF鎌田大地、DF冨安健洋らが所属し、強豪クラブにステップアップを果たした。現在も計8名が在籍。それゆえに、国内で逆風が吹くことも。
「日本色に染まることで、地元サポーターはクラブのアイデンティが失われると猛烈に批判。ベルギーリーグは自国若手選手の育成に定評があったこともあり、活躍の場を奪うとして、国内からも嫌われクラブのレッテルを貼られてしまった。それが今季ようやく躍進したことで、認めざるを得ない存在となり、見る目が変わってきているんです」(前出・サッカーライター)
DMMグループが経営権を取得して以降、初めてリーグ上位6チームが優勝と欧州カップ出場権を争う最終決戦の「プレーオフ1」に進出が決定。最後までサポーターも目が離せない展開に沸いている。とはいえ、心配材料もあるようで…。
「すでに小久保、山本、MF伊藤涼太郎は来季、ステップアップで移籍が濃厚。後藤も期限付きのため、保有元のアンデルレヒトが買戻しか、高値で売却を検討しています。主力がごっそり抜けて、また一からチーム作りすることになるかもしれません」(前出・サッカーライター)
成績が出なければ、再び嫌われクラブのレッテルを貼られてしまうのか。それでも、今は日本人軍団の悲願達成を見守りたい。
(海原牧人)
編集プロダクションを経て、フリー転身。雑誌&WEBを中心にスポーツ、芸能、政治、街ネタを執筆中。
(写真はDFの谷口彰悟選手)
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