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記事全文を読む→テスラ「モデルYL」に「納得できない」「キャンセルした」不満爆発!納車1日遅れただけで「充電無料29万円が消滅」の理不尽
街でテスラを見かける機会が、この1年で確実に増えた。追い風になっているのは、2025年に刷新されたモデルYと、今年4月に投入された6人乗りの新型「モデルYL」だ。日本で3列シート車といえば、スライドドアのミニバンが定番だが、モデルYLは2列目の独立キャプテンシートの間を通って3列目へ移れるSUVである。ミニバンを検討してきたファミリー層に、これが選択肢として訴求し始めた。
追い風となったのは、補助金と充電環境だ。モデル3、モデルY、モデルYLはいずれもCEV補助金127万円の対象で、東京都在住なら条件を満たせば、さらに最大80万円が上乗せされる。
テスラ独自の急速充電網スーパーチャージャーは2026年4月時点で、全国146カ所726基。近くに拠点があればマンション住まいでも運用しやすく、都心では使える場所が着実に増えている。
テスラは燃料代3年間無料キャンペーンの納車期限を1カ月、延長すると発表した。現場では人手が足りず、納車が予定どおり回っていないという。注文をさばききれていないのだ。それでいて、4月に売り出したばかりのモデルYLは、その救済から外された。注文・納車とも6月30日のまま、変わらない。
モデルYLはギガ上海工場製の輸入車である。納車は車両の仕様や輸送日程に左右され、VIN(車台番号)がいつ割り当てられるかは買い手には見えない。それでいて、納車が6月30日を1日でも過ぎれば、約29万円分の充電無料はあっさり消える。
公式条件は「理由を問わず期限後の納車には適用しない」と言い切る。船の遅れだろうと工場の都合だろうと、損をかぶるのは買い手だ。間に合うと信じて今の車を先に手放した人なら、なおさらキツイ。
テスラ系コミュニティーやSNSには「注文時は間に合うと聞いた」「遅れて対象外になるのは納得できない」といった声が漏れ始めている。延長されたモデルYと、置き去りにされたモデルYL。同じテスラでなぜここまで扱いが違うのか。納得のいく説明はまだ、買い手には届いていない。
問い合わせても数週間スルーされる苛立ち
その不信を深めているのが、テスラ側の対応の鈍さだ。問い合わせても返信が遅い、折り返しがない、数週間スルーされる。一部のユーザー投稿には、待たされ続ける苛立ちがにじむ。「楽しみにしていたけど、泣く泣くキャンセルした」というケースも出てきている。
テスラ日本法人は、筋骨隆々の体格で知られる橋本理智社長のもと、高級車から「誰もが手の届く大衆車」へと路線を切り替えた。JAIA(日本自動車組合)統計の「その他」をテスラ相当とみれば、5月の新車登録は約2000台と、前年同月の約2.8倍。輸入車ブランドで4位相当の規模にまで伸びている。売る力はもう十分に証明された。
試されているのは、その先だ。車の魅力、手厚い補助金、充電無料という三拍子が揃っても、納車の段階で不信を抱かれれば、せっかくの勢いに自ら水を差す。
クルマを買うという行為は、契約書にサインした瞬間ではなく、鍵を受け取るその日まで続いている。売れている時こそ、足元の1台にどう向き合うかが問われているのだ。
(ケン高田)
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