スポーツ
Posted on 2026年06月10日 20:00

元広島・羽月隆太郎のTikTok配信がカープ球団YouTubeをねじ伏せる爆発ぶり「祖母とのお出かけ」「宮崎弁トーク」意外な才能

2026年06月10日 20:00

 宮崎の祖父母宅で暮らす元広島カープ・羽月隆太郎のTikTokが、止まらない勢いで伸びている。アカウント「@hatuki.ryutaro」は、確認時点でフォロワー数17万人を超える規模。投稿や配信の切り抜きが広がり、元プロ野球選手の発信としては異例の勢いを見せている。
 羽月は神村学園時代から、明るいキャラで知られた選手。小柄で俊足、ベンチでも教室でも自然と人が集まるタイプだった。グラウンドを離れた今、その人懐っこさがTikTokの画面越しに刺さっている。

 指定薬物「エトミデート(通称:ゾンビたばこ)」を使用したとして医薬品医療機器法違反容疑で逮捕・起訴され、5月15日に拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決を受けて、確定した。

 羽月の投稿を見ると、祖母を連れて「イオン」に出かけたものがある。普段、あまり市街地に出ない祖母は、車内でも店内でも「ここはどこね」と何度も尋ねる。プリクラを「写真撮影」と説明して連れて行くと、500円という値段に驚き、それでもポーズを真似してくれる。撮影後に羽月が「可愛い」と言うと、照れる。

「スターバックス」では、ホワイトモカを前に「飲んだことがない」と喜び、100均のマニキュアで爪を塗れば、最初は祖父に怒られると心配しながら、最後はまんざらでもない様子。ミニ豚カフェでは、祖母がミニ豚をイノシシと勘違いする一幕まである。「今日、何がいちばん楽しかった?」と聞くと、答えは「写真撮影」。宮崎弁、田舎の空気、素直な笑い。野球を知らない層にまで届く強さがある。

 数字面でも、その勢いは鮮明だ。広島カープ公式YouTubeでも、動画1本あたりの平均再生回数は数千回から数万回程度。羽月のTikTokは、100万回再生級の投稿もある。プロアスリートよりむしろ、動画クリエーターの才能があるのではないか。そう言いたくなる伸び方だ。

「まだ体が元気だから野球したい」未練のホンネ

 注目すべきは投稿内容である。今の羽月の発信は、暴露でも炎上商法でもない。祖母とのお出かけ、実家の農業をめぐる話、愛犬ドル君とのやり取り、祖父母宅の田舎コミュニティー、台風中継、焼肉やファンマークの話。家族と日常を素材にした、いわば正統派TikTokerの作りだ。

 ライブ配信では「分からないことはChatGPTに聞こうかな」と漏らすほど発信に不慣れな様子が親しみにつながり、画面にはハート、ヒゲ、サングラスといったギフトのスタンプが絶えない。投げ銭の多さも、特徴のひとつだ。
 台風6号が接近した時の配信は、同時視聴者が数千人規模に達した。配信者が天職ではないか、そんな声まで漏れるのも理解できる。

 ただ、野球への思いは消えてはいないようだ。配信では「野球で恩返ししたい」「まだ体が元気だから野球したい」と漏らす場面がある。それでも今の主戦場はグラウンドではなく、スマホ画面の向こう側だ。

 今後の課題は、初動で集まった視聴者をどう固定ファンに変えていくか。祖母とのお出かけシリーズ、農業手伝い、宮崎弁トークなど伸ばせる枝は多いが、家族を切り売りすれば、一気に消費される危うさがある。バランスの取り方が、この先を分けることだろう。

 現役時代の羽月は、足と小技で見せる選手だった。今はスマホの画面越しに、祖母との買い物話で笑わせている。場所もスタイルも変わったが、見る人を飽きさせない感覚は案外、こちら側に適していたのかもしれない。

(ケン高田)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年05月18日 07:15

    スポーツの歴史にはしばしば、監督やコーチと選手の「師弟愛」がクローズアップされる。しかし、師が放ったひと言をきっかけに、長年培ってきた関係に終わりが告げられることに。それが2003年11月16日、名伯楽の小出義雄監督が「Qちゃん」こと高橋尚...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年06月07日 08:00

    ピン芸人の中山功太がバラエティー番組の収録中に語った「10年間ぐらいずっといじめられた先輩がいる」と告白してからしばらくが経つが、あの騒動が芸人の間で「ひとごとではない」として波紋が広がり続けているという。問題の「先輩」とされるサバンナ・高...

    記事全文を読む→
    女子アナ
    2026年06月04日 11:45

    元ウェザーニュースキャスターの檜山沙耶が、2026年7月31日正午をもってオフィシャルサイト「Hiyama Saya Official Site」を閉鎖すると発表した。有料会員は同時刻に自動退会となり、年額会員には残期間分が月割りで払い戻さ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/6/9発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク