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記事全文を読む→レアル・ソシエダ久保建英「0ゴール0アシスト、シュートすら打たず」でビッグクラブ移籍への「大逆転パフォーマンス」はあるか
ヨーロッパのサッカーシーズンが開幕した。ところが日本代表選手が活躍したというニュースがほとんど伝わってこない。特に気になるのが久保建英(レアル・ソシエダ)だ。
ラ・リーガ(スペインリーグ)の初戦、レアル・ベディス戦は先発して後半13分までプレー。2戦目となった、レアル・マドリード戦も先発して、後半29分までプレーした。
8月30日のエスパニョール戦は中2日の過密日程ということもあり、ベンチスタート。後半32分からの出場となった。
この3試合では146分に出場して0ゴール、0アシスト。それどころか、シュートを1本も打っていない。まだまだコンディションが上がってこない状態だ。
その原因は、北中米W杯のオランダ戦で痛めた左膝の影響だ。後半25分、相手選手と接触して左膝をケガ。自ら両手で×を出し、プレーが無理であることをベンチに示すと、スポンサーの看板を何度も手で叩いて悔しがった。その姿は、軽傷ではないことを物語っていた。
ブラジル戦でベンチ入りしたが出番はなく、たとえブラジルに勝ってベスト16に勝ち進んでいたとしても、久保の出番はなかった。そのくらい重症だったということだ。
現にシーズン前のプレシーズンマッチでは、7月の試合には1試合も出場していない。8月8日のケルン戦で、後半16分から出場したのが復帰戦。15日のチェルシー戦に先発して後半18分までプレーし、開幕を迎えた。つまり、ほとんど実践を経験しないまま、開幕を迎えたことになる。
だからプレーに本来のキレはなく、コンディションがベストにはほど遠い。それでも試合に出ながらコンディションを上げていくことを選んだのだろう。
レアル・ベディス戦では左ひざにテーピングをして、その上からサポーターを巻くという痛々しい姿だった。それが2戦目のレアル・マドリード戦ではサポーターが取れてテーピングだけになり、エスパニョール戦ではテーピングも取れていた。少しずつだが、状態は良くなっていると思われる。
このままスペインリーグ中堅クラブで埋もれる可能性
久保にとって、北中米W杯は大きな目標だった。2度目のW杯ということもあり、年齢的(25歳)にもこの大会で活躍してビッグクラブに移籍する、という野望は持っていたはずだ。
ところが初戦のオランダ戦で左膝を痛めると、活躍どころか試合にも出られなくなってしまった。W杯が終わっても、久保にビッグクラブからのオファーは来なかった。
レアル・ソシエダに残留した以上は、このチームで結果を出さなければ、ビッグラブ移籍はありえない。年齢的にも勝負の年。結果を出せなければ、このままスペインリーグの中堅クラブで埋もれてしまう可能性はあろう。
それは日本代表にも影響する。4年後のW杯、久保は29歳。脂が乗り切った最高の時期であり、日本代表の中心というより、エースとして引っ張ってもらわなければならない。
そのためにはどこまでコンディションを整えて、本来のパフォーマンス、いや、それ以上のパフォーマンスを表現することができるか。スペインからのいいニュースに期待したい。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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