政治
Posted on 2026年10月03日 21:00

【ズバリ言う】高市早苗の見苦しく姑息な「エセ積極財政」の元凶は政権中枢に陣取る「お友達ブレーン」の面々

2026年10月03日 21:00

「私はリフレ派(金融緩和と積極財政を重視)ではない」
 高市早苗首相がそう主張して、イメージ払拭に躍起になっている。「責任ある積極財政」を掲げて勇ましく登壇したはずが、今や官邸主導で市場や報道機関への「ご説明行脚」に奔走し、片山さつき財務相に至っては、アメリカのベッセント財務長官との電話会談で「首相はリフレ論者ではありません」と言い訳めいた釈明までしてみせたという。

 そもそも、火のないところに煙は立たない。市場を怯えさせ、アメリカを苛立たせた元凶は、政権中枢に陣取る「お友達ブレーン」たちである。その筆頭格が、クレディ・アグリコル証券チーフエコノミストの会田卓司氏だ。外資系や岡三証券などを渡り歩き、昨年11月からは高市首相が設置した日本成長戦略会議に、有識者構成員として参加。事実上の政策指南役として、存在感を高めてきた。

 鼻っ柱の強さでは折り紙付きの会田氏らが吹き込む「成長投資」「危機管理投資」なる大盤振る舞いの絵図面こそが、いわゆる「骨太ショック」の震源地だったはずだ。

「アゴラ言論プラットフォーム」を運営するアゴラ研究所の池田信夫所長は「市場の信頼を回復する最速の手段は、城内を更迭し、会田や高橋洋一などの変な取り巻きを切ることだ」と身も蓋もない正論を突きつけた。それだけでドル円が落ち着くという皮肉は、官邸の耳には痛烈に響いたに違いない。

「外から見えなきゃダメだ」の言葉が重くのしかかる

 だが、当の高市政権がやっていることといえば、城内実経済財政担当相に「アベノミクスのリフレ局面は終わった」と唱えさせ、言葉のアヤで市場を言いくるめようとする姑息な帳尻合わせばかりだ。

 外資系仕込みの理論武装で自説を曲げそうにない会田氏ら強気のアドバイザーを切れず、さりとてアメリカ財務長官の顔色を窺っては「誤解だ」と平身低頭する。信認を得るための具体策とやらを繰り出すまでもなく、海外からの外圧に怯える腰の定まらなさは隠しようもない。

 言葉で繕えば繕うほど、「外から見えなきゃダメだ」と突き放されたベッセント長官の言葉が重くのしかかる。鼻っ柱の強い指南役と海の向こうの顔色との板挟みで、どこまで見苦しい弁明を重ねるのか。市場が求めているのは下手な言い訳ではなく、腹を括った「結果」だけである。

(岡田哲司/政治ジャーナリスト)

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