政治
Posted on 2026年09月19日 18:02

高市政権「面従腹背」の駆け引き全内幕(3)ライバルとは目も合わせない

2026年09月19日 18:02

 総理のイスを狙う茂木敏充外相(70)にとって、年齢を考えれば次がラストチャンスとなりそうだ。ドナルド・トランプ米大統領(80)から「タフネゴシエーター」と一目置かれる外交手腕を発揮し、今回の内閣改造でも重要ポストが濃厚。

 しかし、現職閣僚の身にありながら、高市総理に弓を引けば批判は避けられず、悩ましいところだ。そんな中、さらに頭を痛めているのは、数の力の衰退にあった。

「4月に『平成研究会』(旧茂木派)の元メンバーの石井準一参院幹事長(68)が新たなグループを旗揚げした。求心力は急激に低下し、もはや党総裁選の出馬に必要な推薦人20人の確保も怪しい」(政治部デスク)

 足元の基盤を失い、苦しい状況下に置かれているが、それを覆す“秘策”がささやかれていた。

「真偽不明ながら、高市総理の健康問題が取り沙汰されています。万が一の病気で緊急登板となれば、経験豊富な実力者として、真っ先に茂木氏の名前が挙がるともっぱらです」(政治部デスク)

 そんな重鎮以上に、あからさまに総理の座への野望を隠さないのは、林芳正総務相(65)だ。本人は「親中派ではなく、知中派」と主張するが、国家観において高市総理とは水と油の存在である。

「閣議の場ですら2人は目を合わせない。内閣改造にあたっても、真っ先に閣僚から外すリストに挙がっていたほどです」(官邸担当記者)

 当の林陣営も地方行脚を精力的にこなし、次期総裁での党員票の獲得に向けて虎視眈々と地盤を固めている。林氏の周辺からも、「閣外に出て、自由に動きやすい『無役』になるべきだ」という声が聞こえてくる中、自民党関係者が駆け引きの内幕を明かす。

「林氏は石破茂前総理(69)と会合を重ね、旧二階派の武田良太元総務相(58)とも会食するなど、反高市包囲網を着々と敷いている。高市陣営としては、ここで野放しにすれば最大の脅威になりかねない。あえて再び閣僚に処遇して手元に縛りつけ、身動きを奪う『飼い殺し』人事を画策しています」

 はたして、双方はどんな決断を下すのか。党総裁選に向け、大きな岐路となることは間違いない。内閣改造で見えてきた権力闘争の行方は、表舞台の華やかな新体制とは裏腹に、混迷の度合いを深めていきそうだ。

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