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記事全文を読む→プロ野球12球団「食事格差」サバイバル(2)同じホテルなのに食事格差
巨人に限らず、遠征先で利用するホテルについては、部屋数や球場でのケータリングの提供、試合後の夜食提供など球団側の細かい要望に対応可能なところに限られる。そのため複数球団が同じ宿を利用することも多いが、ここでも格差は生じているようだ。
「1軍遠征で、朝晩のホテル食事代は1人あたり約5000円前後が通常です。提供方法は宴会場でバイキングの場合もあれば、コロナ禍以降は集団での食事がはばかられるようになったので、ホテル内レストランやルームサービスで利用可能なチケットを配布するケースもあります。ただし、同じホテルを利用していても阪神、巨人、ソフトバンクはバイキングが豪勢になるというのです。一説によると、他球団よりもプラス2000円前後払っているらしい」(球界関係者)
さすがは上位を争う球団というわけか。
パでは打倒ソフトバンクを最後まであきらめない西武も、ケータリングが好評を博している。
「キャンプ、遠征の定宿は系列のプリンスホテルが優先されます。天下のプリンスホテルが提供するケータリングは豪華で、試合前に球場ロッカー近くにはおにぎり、サンドイッチ、麺類が何種類も並ぶ。移籍してきた選手は感激しますし、生え抜き選手たちも『これまで年俸をケチって出ていく選手が多かったけど、ケチらない食事だけは自慢できる!』との声が上がっています」(球団関係者)
ちなみに本拠地ベルーナドームは12球団で唯一、ファーム施設と選手寮が隣接している。かつて平屋だった独身寮は19年に建て替えられているが、寮の食事は1軍同様に“プリンスホテル仕様”だという。
「入寮選手に用意された朝昼晩のメニューは、ケガや調整で2軍にいるベテラン選手にも提供されます。今季で引退する栗山巧(43)のほか、2軍暮らしが続いた中村剛也(43)、炭谷銀仁朗(39)も朝7時に球場入りして試合前練習を終えると、デーゲームの出場がなければ寮で食事を堪能してから帰宅するルーティンでした」(球団関係者)
提供される食事の内容に親会社の実力が反映されるのは、なにも西武ばかりではない。いずれも食品関係の球団は、その恩恵にあずかっているようだ。
「日本ハムのキャンプ、遠征先の食堂は必ず自社製品であふれています。中でもナンバーワンブランド『シャウエッセン』は欠かせない。そもそも食肉産業であり、沖縄・名護の春季キャンプ時には毎回、地元協力会社から高級和牛が贈呈されるのも恒例です。宿舎ではナインたちが舌鼓を打っています。ロッテは自軍ベンチに必ず自社のガム、キャンディー、チョコが入ったBOXが常備され、食べ放題です。さらにZOZOマリンスタジアムのホームサイドの食堂には『雪見だいふく』などアイスクリームも常備している。1月の新人合同自主トレ期間中には休日にルーキーたちが2軍施設に隣接するロッテ浦和工場を訪れて『パイの実』が64層で焼き上げられていることなどの説明を受けてから食べるのも恒例です。ヤクルトは神宮球場のクラブハウス、ベンチの冷蔵庫に常に自社製品がスタンバイ。かつて村上宗隆(26)がCM出演し、入手困難になった『ヤクルト1000』も飲み放題です」(スポーツ紙デスク)
また、楽天では一風変わった“儀式”があるそうだ。
「選手サロンで選手みずからが差し入れをしています。自身の出身地が遠征先となった場合にそうすることが多い。例えば今年6月、横浜スタジアムでの交流戦では渡邊佳明(29)がポテトパイ、古謝樹(25)がかぼちゃプリンを差し入れ。福岡の遠征先では、ルーキーの繁永晟(23)と2年目の江原雅裕(26)が定番のお土産『めんべい』を配布したことも。どんなものにするか、選手の“センス”が問われるので『プレッシャーになる』という関係者も一定数いますが、大半は楽しみながら選んで、いい息抜きにもなっている。家族がいる選手は『お土産を買わずにそのまま持って帰れるので楽だ!』と喜んでいます」(チーム関係者)
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