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記事全文を読む→秋こそ激ウマ!芳醇「アンバーエール」と収穫期の「フレッシュホップビール」を味わう「クラフトビール晩酌」最高テクニック
猛暑の夏場に喉を鳴らして飲み干したのは、キンキンに冷えたピルスナービール。喉越しと爽快感を最優先していた季節から一転、心地よい秋風が吹き抜ける10月は、ビールの楽しみ方をガラリと変える絶好の転換期だ。
そんなこの季節にこそ存分に堪能したいのが、麦芽の香ばしいコクや華やかなホップの香りを舌先でじっくり味わうクラフトビール。とりわけ秋の夜長に真価を発揮するのが、深みのある琥珀色をたたえた「アンバーエール」と、収穫期ならではの「フレッシュホップビール」である。
大人の舌を唸らせる秋ビールの魅力について次のように語るのは、ビアテイスターの資格を持つジャーナリストだ。
「アンバーエールは高温でローストした麦芽(モルト)を使っており、カラメルのようなほろ苦い甘みと香ばしさが際立ちます。一方、秋に収穫されたばかりの生ホップを乾燥させずに仕込んだフレッシュホップビールは、みずみずしい青々としたアロマが弾けるこの時期だけの特別な贅沢。いずれも大手メーカーの秋季限定アンバーや、ヤッホーブルーイングをはじめとする有名ブルワリーの限定缶がスーパーやコンビニの棚に並び、手軽に入手できます」
しかし、である。夏と同じ感覚で、冷蔵庫から出して即座に喉へ流し込むのは禁物。これらはキンキンに冷やすと豊かな香り成分が閉じこもってしまうため、冷蔵庫から取り出して少し置いた「10~13度」のぬるめの温度帯で飲むのが鉄則だという。
香ばしいモルト感は醤油ベースの料理と抜群の相性を誇る
さらにグラスの選び方や注ぎ方ひとつでも、立ち上るアロマは激変する。ジャーナリストが続けて伝授する。
「缶から直接、飲むのではなく、チューリップ型など口がすぼまったワイングラスやクラフトビール専用グラスに注いで下さい。最初は少し高い位置から勢いよく注いで泡のフタを作り、香りを閉じ込めるのがコツです」
そして最大の醍醐味は、秋の味覚とのマリアージュ。
「アンバーエールの香ばしいモルト感は、脂が乗ったサンマの塩焼きや焼鳥のタレ、筑前煮といった醤油ベースの和食や煮込み料理と抜群の相性を誇ります。料理の旨味とビールのコクが口内で溶け合い、いつもの晩酌が上質な和食バルのひとときへと化けるでしょう」(前出・ジャーナリスト)
静かに更けていく初秋の夜。完璧に注いだグラスを傾けながら琥珀色の美しさを愛で、豊かな香りの余韻に浸る。これぞまさに、多忙な日常を忘れさせてくれる大人の贅沢な夜の嗜みといえるだろう。
(滝川与一)
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