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記事全文を読む→「プロレスで猫を幸せに」寄付金100万円を超えたプロレスラー・仲川翔大の「保護ねこ団体」支援活動
10月4日に浅草で開催された「にゃんだらけ」という猫フェスで、筆者の新刊「猫のいる人生」(新潮新書)をブースで販売することができた。このイベントは300以上の出店がある大きなもので、隣りのブースでは「プロレスラーと猫の写真展」をやっていた。
普段は荒くれの勇猛なレスラーたちなのに、いったんリングを降りると猫に癒やされている。そのギャップを捉えた一枚一枚がとても人間臭く、ファンはそんな姿に萌え~となるのではないか。
プロレスラーは11人。仲川翔大、ジャック・ケネディ、SAKI、T-Hawk、定アキラ、クリス・ヴァイス、神谷英慶、大谷譲二、マリ卍、渡瀬瑞基、石川修司。その中でTシャツやDVDなどのグッズを販売していたのが、その日に試合がないという仲川さんだった。
飼っているのはオスの「ぴっぴ」と、メスの「ぴか」の白ぶち兄妹。名前はポケモンのキャラクター、ピカチュウとピッピからつけた。そこで、猫を飼うきっかけから話を聞いた。
「小学生の時に拾ってきた猫を20年くらい、飼っていたんです。その猫が死んだのは僕が25歳の時。あの時はもう二度と動物を迎えるのはイヤだな、悲しい思いをもうしたくないと思っていました。そんな時にコロナになって、家にいることが多くなって、また猫と一緒に住みたいと思うようになって、千葉の保護猫施設から2匹を譲り受けました。最初は1匹だけのつもりだったけど、兄妹なので離れ離れになるのはかわいそうだと思って、2匹を引き取ることにしました」
それからおよそ5年。今では家族同然だ。普段はレスラーとして全国を遠征して回り、家を留守にすることが多く、猫のことを思って早く家に帰りたい日々が続いているようだ。
遠征先での試合翌日に団体を訪ねてチェックと撮影
そんな仲川さんが続けているのは、動物保護猫団体への寄付活動「さつしょぶんぜろぷろじぇくと」。
「殺処分ゼロといいますけど、簡単なことじゃないんです。だから1匹でも僕の周りにいる猫が誰かの元にもらわれたらいいな、という気持ちでいます。自分の周りにいる猫から幸せにしようと。でも猫を保護している団体にはたくさん猫がいて、資金的にも困っているわけです。そういう団体を援助していきたい。そして猫を飼うならペットショップじゃなくて、そういう団体からもらってくれる人が増えたらいいなと思っています。そのために、僕のグッズの売上の一部を寄付しています。その金額が活動を始めてから100万円を超えました(103万6000円)。困っている団体には5年くらいかけて、届けていこうと思っています」
寄付先選びは慎重だ。遠征先で試合の翌日に保護猫団体を直接訪ね、現状を見てチェック、撮影する。そしてSNSで発信してもOKか確認した上で、寄付するかどうかを決めている。直近では北海道のとある町の保護猫団体に寄付したという。町内の旅館の従業員の母親が運営している団体で、シェルターも確認して「信頼できる」と判断している。
ぴかとぴっぴを両手で抱えた仲川さんの、充実した表情。デビュー12年目、「プロレスラーと猫」というフリーペーパーの創刊号は、仲川さんが表紙だ。見出しは「プロレスで猫を幸せにしたい」である。
※10月15日19時、渋谷クロスFM「アリス矢沢のなんでも鑑定団!」で、我が家の猫の話をします。
(峯田淳/コラムニスト)
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