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記事全文を読む→猫にとっても食欲の秋…食が細かったはずなのに「爆食い」が始まった
猫の食べ物の好みや食べる量は日々、変化する。それにしてもどうなっているんだというのが、我が家の猫。3匹いるうちの真ん中、次男坊の「クールボーイ」だ。
クールボーイは3匹の中では最も食が細い。しかもちょっと食べ過ぎると、必ず戻す吐き癖がある猫だ。ところが、である。夏場くらいから急に様子がおかしくなった。爆食いが止まらないのだ。
爆食いといえば、2021年にガンで死んだ猫「ジュテ」を思い出す。ジュテはガンになり、手術もできず、最後は食が細って食べる量が減った。
しかし、治療でステロイド剤を投与した後などには、驚くほど食べた。まさに爆食いだ。缶詰、生魚とともに、ドライのカリカリを与えると、与えた分だけ完食してしまった。
飼い主としては不安な面もあったが、食べることができるうちは元気、大丈夫と気持ちを強く持つことができた。この頃のクールボーイを見ているとつい、そんなジュテを思い出した。
クールボーイはこんな具合だ。早朝には3匹に65グラムの缶詰を3等分して食べさせる。クールボーイは以前は器に半分くらい残すことが多かったが、最近はまるで器を洗ったかのようにきれいに食べ切る。しかも、もう2匹の猫が食べ残していると、それまでキレイに食べてしまう。それでも足りず、ジッと何かをくれるのを待っているか、ギャーと喚いて催促する。
仕方なく「ちゅ~る」などをあげる。しかしそれでも足りない時は、台所に置いてあるカリカリの器のところへ行き、残っているのを隠れるようにして食べている。
「そんなに食べると、ケロケロするよ」
と怒ったりするが、最近は吐くことが少ない。いったいどうなっているのか。不思議というしかない。
食べてもあまり太らないのが不思議
夜はまず、夕方早めに缶詰の3等分を与える。ここまではいつものこと。異常なのは夜7時、8時頃のクールボーイだ。
リビングをウロウロしてからこちらをジッと見て、佇んでいる。食べ物を催促しているのだ。見るに見かねて「ちゅ~る」をあげる。クールボーイは「ちゅ~る」に好みがあって「宗田かつお&かつお節」以外だとフンとソッポを向くことがしばしば。とにかく注文が多いのだ。
それを食べてしばらくすると再びウロウロし始め、次は「銀のスプーン」の粒の小さいカリカリを2度ほどおねだり。さらにキッチン裏にある器にカリカリがないかを確かめて、残っていたらまた食べる。それでも足りずに、2階に置いている器を漁ることも。
カリカリなどをあげないとどうなるかというと、いつものギャー攻撃が始まる。異常な食欲というしかない。
「あんなに好き嫌いが激しくて、あげても残して、ちょっと食べ過ぎると吐くことが多かったのに……。これはどうなってるのか」
「食欲の秋というくらいだから、今は猫にとっても食欲の秋なのかな」
家ではそんな会話をしている。クールボーイは7歳になり、体調に大きな変化があるのだろうか。
不思議なのは、食べてもあまり太らないこと。なので、たくさん食べても問題はなさそうだ。食欲の秋が過ぎるのを、とりあえず待ってみることにするか。
※10月25日、朝6時30分から森田健作さん、酒井法子さんの「NACK5」の番組「森田健作 青春もぎたて、朝一番!」に出演して、最新刊「猫のいる人生」(新潮新書)などの話をします。
(峯田淳/コラムニスト)
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