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Posted on 2021年06月02日 17:58

日本名輪会・山口健治の「江戸“鷹の目”診断」/3場連続Vの松浦と郡司のマッチレース

2021年06月02日 17:58

【「別府記念」ヤマケンが注目する「決勝戦進出」有力候補12人】

◎松浦悠士/○郡司浩平/▲北津留翼/△山口拳矢/和田健太郎/守澤太志/諸橋愛/村上博幸/浅井康太/中本匠栄/新山響平/松本貴治

 GI覇者がマッチアップする決勝戦は、ファンの人気も分け合うことになる。別府記念(6月5日【土】~8日【火】)は、中7日で行われる高松宮記念杯(6月17日~)の前哨戦としては記念最終戦になる。今年のGI覇者2人を主役とみたが、有力候補以外にも各地区の実力者がそろい、好配当が続出してもおかしくないシリーズになりそうだ。

 本命は松浦悠士。武雄記念、ダービー、函館記念と3場所連続で優勝しているが、いずれも準決勝で勝利を収めていないのは、決勝戦に余力を残していたとも言える。ここは中四国コンビで松本貴治が前で戦い、番手抜け出し濃厚とみた。川崎全日本選抜の勝者、郡司浩平が逆転を狙う。ダービーは僅差2着だったが、函館記念をスキップして調整してきた。巧みな位置取りから早めに松浦に車体を併せられれば、マッチレースに持ち込める。あとは、ワンチャンスにかける九州の北津留翼と、2班ではあるが、まくり鋭い山口拳矢の一発を警戒。その山口は予選スタートだが、大暴れするのではないか。FIで優勝を積み重ねており、まくりのスピードは1班の上位級。勝ち上がれば、昨年のここを制している浅井康太にとって、願ってもない味方になる。

 GPウイナーのプレッシャーもあるのだろうが、和田健太郎が苦戦している。追い込み選手にしては強引さがなく、決め手もないからだが、今回は郡司の後位。印は回らなかったが、チャンスはあるはずだ。

 伏兵の1人目は上田尭弥(熊本・113期)。12月のGIII松戸と3月大垣記念で決勝戦に乗り、GI初のダービーでは3戦目に2着と好走した。宮記念杯にも出走し、7月に待望の1班入りする九州期待の徹底先行。予選突破に期待する。

 望月一成(静岡・111期)にとって別府は、3月1日に3連勝でS級初優勝を飾った忘れられないバンクでもある。南関のツートップ、郡司と和田と同走するためにも、初戦は車券に絡みたい。

 36歳の久木原洋(埼玉・97期)が健闘している。4月のGIII奈良(【1】【1】【3】【6】)に続いて、函館記念では1勝2着2回。主導権を取れば押し切りがある。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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