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Posted on 2022年02月02日 17:58

日本名輪会・山口健治の「江戸“鷹の目”診断」/先行にも自信がついた郡司が主役!

2022年02月02日 17:58

【「静岡記念」ヤマケンが注目する「決勝戦進出」有力候補12人!】「静岡記念」◎郡司浩平/○平原康多/▲清水裕友/△浅井康太/佐藤慎太郎/村上義弘/小倉竜二/山崎芳仁/内藤秀久/松谷秀幸/深谷知広/野原雅也

 準決勝までにつまずくことがあったとしても、決勝戦で勝ち負けを演じるのがトップクラスの実力者だ。

「静岡記念」(2月3日【木】~6日【日】)は、SS班4人に加えて、かつてのSS班がズラリと名を連ねる豪華メンバー。戦法にかかわらずレース巧者がそろい、ゴールするまで目の離せない熱戦が相次ぐ4日間になりそうだ。

 郡司浩平が断然の主役を務める。4連勝の和歌山記念と前走の豊橋記念(【4】【1】【1】【4】)で驚かされたのは、機動型顔負けの積極策だった。先行にも自信がつき、静岡勢が複数乗るようなら、深谷知広との別線バトルも想定内。自在に仕掛けて突き抜ける。

 対抗は平原康多。6月に40歳になるが、豊富な練習量に裏付けられた強靱な身体と、類まれな精神力を持ち合わせている。大宮に続く記念連覇があってもおかしくない。あとは長い距離を踏める清水裕友と、全盛時の勢いを取り戻しつつある昨年の覇者、浅井康太の一発を警戒する。

 深谷が昨年1月に静岡に移籍して以来、2年目を迎えた。その間、グレード戦で優勝こそできなかったものの、以前にも増して先行するシーンが多くなった。いまだにS級入りとGI優勝までの「最速記録」の保持者。掛かってしまえば誰にも止められない“怪物”の大暴れもある。

 小倉竜二は差し一本で戦い抜いている。コース取りが巧みな仕事人で、2、3着には押さえておきたい。

【大穴この1車】小川真太郎(徳島・107期)。

 静岡では暮れのGPシリーズの9車立てFI(【1】【3】【8】)準決勝で1万6890円をマーク。昨年9月の平塚記念でも初日1着が2万円超だったように、南関でよく好配当を出している。位置取りがうまく、まくりも健在。1月のFI佐世保初日(1万円)に続く、今年2本目の万券に期待だ。

【狙い目の伏兵3人】

 ホームの記念は初参戦になる鈴木陸来(静岡・117期)。先行して粘る脚がある。バック先頭からの押し切りを手広く流したい。

 鈴木と同期の土生敦弘(大阪)は、昨年11月武雄と12月佐世保でGIIIの1次予選をクリアしている。1班がわずか4人の近畿勢と同走すればパワー全開。ワンツーを決める。

 蕗澤鴻太郎(群馬・111期)は、昨年12月の名古屋(【6】【2】【6】)、1月伊東(【1】【3】【7】)と、年をまたいで好走した。今期は2班とはいえ、S級は4年目になり、GIII戦は数多く経験した。予選は突破できる。

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

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