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記事全文を読む→「中東以外から原油かき集め成功」高市政権の浮沈を握る「オオカブトムシ」に降りかかる「盟友更迭と謎の手術後」
ホルムズ海峡封鎖の深刻度が高まる中、中東原油依存世界一の日本のエネルギー対策は大丈夫か、という声が強くなっている。そんな中、高市早苗首相は〈日本全体として来年1月までの原油確保できた。安心して〉とX投稿し、「成果」を猛アピールしている。
全国紙政治部デスクが解説する。
「原油危機という未曽有の難局を乗り越えられなければ、政権が吹っ飛ぶ。その命運がかかる原油調達の司令塔として3月末に『重要物資安定確保担当大臣』に任命されたのが、赤沢亮正経産相でした」
赤沢氏は今や、高市首相が最も大きな信頼を寄せる木原稔官房長官以上の存在になったと言われるほどだ。
その証拠に3月、高市政権の大きな山と言われた日米会談に、茂木敏充外相ともども随行、トランプ会談を無事に乗り切った。その信頼を経ての、さらなる「重要物資安定確保担当大臣」という役割だ。
霞が関関係者が明かす。
「赤沢氏は石破政権時代にトランプ関税担当大臣として、白羽の矢が立ちました。トランプ大統領はじめベッセント財務相、ラトニック商務長官と丁々発止の交渉で難交渉をまとめ上げたことで俄然、株を上げています」
一方で、高市首相と対立した石破前首相の側近と言われた。なのになぜ高市首相に重宝されるのか。
もともと赤沢氏は運輸官僚(現・国交省)。しかも性格は陽、かつ粘り強い猪突猛進型。石破派重鎮ながらフランクな人柄だったため、高市首相とは以前から、冗談を言い合う仲だった。トランプ関税を無事に軟着地させた際、高市首相はXに、こう投稿している。
〈本当にお疲れ様でした。(中略)長年、赤沢大臣の事を「カブトムシ」という愛称で呼んでいたのですが(愛情を込めて呼ばせて頂いているので、御本人も納得されています)、日本の国益を担う立場になられた事を受けて、今週からは「オオカブトムシ」に変更させて頂きました〉
ホルムズ海峡封鎖でストップした原油量の約6割を調達
トランプ関税交渉を乗り切った実績と高市首相との仲で、高市内閣では経産相に抜擢され、さらに原油調達大臣にも。期待に応えて赤沢氏は「来年1月までの原油とナフサ」をアメリカ、アジア、カナダなどからバタバタと集め、その実力を垣間見せた。それを受けての、冒頭の高市首相の投稿だったのである。
「トランプ関税同様、ガムシャラに世界に原油狩りに打って出て、ホルムズ封鎖でストップした量の約6割を他から集めきった手腕には称賛の声が。ポスト高市に踊り出るのではないか、という声すらあります」(自民党関係者)
しかし、その赤沢氏には、2つの不安が浮上している。
ひとつはトランプ関税をまとめ上げたパートナーで、赤沢氏が「ラトちゃん」と呼んで親密な関係を築いていたラトニック商務長官が、いわゆる「エプスタイン・スキャンダル」で更迭される可能性が出てきたこと。この盟友が消えてしまえば、アメリカへの80兆円投資を含め、今後のトランプ関税に不透明な点が生じないか、という危惧が出てくる。
そしてもうひとつは、
「昨年暮れに赤沢氏は突然、手術のため2週間の入院をしました。何の手術かは明確にしていません。しかも最近の赤沢氏は頬が一段とそげて、周囲から大丈夫かと懸念されている」(前出・自民党関係者)
今や高市政権浮沈のキーマンと言われるだけに、高市首相は気が気ではあるまい。「オオカブトムシ」の動向から目が離せない。
(田村建光)
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