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記事全文を読む→DeNAに歓喜!年俸4億6500万円の外国人投手より「公立軟式出身の星」前日夜に通告されて…
横浜DeNAベイスターズが4月7日の中日戦に快勝した。当初、先発はデュプランティエが予定されていたが、インフルエンザに感染したため、プロ5年目の深沢鳳介が緊急登板することになった。
その深沢は走者を出しながらも4回を投げて被安打6、5奪三振、1失点と好投。勝ち星はつかなかったが、この奮闘が勝利を引き寄せた。
「前日の午後、12球団の予告先発が発表され、デュプランティエではなく、まだ1軍登録もされていなかった深沢の先発が分かりました。本人は6日夜に先発を伝えられたと言っていました」(スポーツ紙記者)
深沢はトミー・ジョン手術を経験し、一度は育成選手に降格した。そこから這い上がってきたのだが、注目すべきプロフィールは手術だけではない。
千葉県の強豪校、専大松戸の出身で、甲子園大会にも出場。ここまでだと深沢はエリート街道を歩んできたように見えるが、そうではなかった。
というのも、硬式の中学野球クラブから専大松戸に進んだのではなく、都内の公立中学校の野球部出身だったのだ。「軟球出身者」が強豪校のエースになる話は過去にもあったが、深沢はレアケースと言っていい。
他球団スカウトが一目置いた内外角&変化球ストライクの制球力
その公立中学校のグラウンドだが、ちょうど中堅手が守るあたりに体育館があった。ライトのポジションで中堅手と右翼手が並んでノックを受けており、野球環境では恵まれていなかった。
「野球部の顧問がたまたま、大学でも野球をされていたと聞いています」(アマ球界関係者)
グラウンドが狭く、イビツな形であったりするのは、都内公立の小中学校では「あるある」だが、そこからプロ野球まで上り詰めた選手は多くないはずだ。深沢がドラフト指名された2021年、専大松戸を取材したアマチュア野球担当記者が振り返る。
「当時の彼は体が細く、学校も大学の付属校なので、周囲は進学を勧めていました。本人がどうしてもと言ってきかず、プロ志願届を出したんです」
内外角の両サイドを突き、変化球でもストライクを取れる制球力には、他球団のスカウトも一目を置いていた。DeNAは開幕ダッシュに失敗したが、深沢がこのまま先発ローテーションに残ったら、盛り返せるのではないだろうか。
過去に「公立の星」と騒がれたプロ野球選手は、何人かいた。深沢こそ、だ。
(飯山満/スポーツライター)
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