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記事全文を読む→「圧死ごっこ」「遺族なりすまし詐欺」…韓国市民を悩ます「梨泰院後遺症」
10月29日夜、ソウルの繁華街・梨泰院で発生した雑踏事故をめぐり、連日のように対応への不手際を報じられた韓国警察。11月16日には、現場を管轄する竜山警察署前署長が国会に招致され、機動隊を配置するよう2回にわたってソウル警察庁に事前要請していたにもかかわらず、「その日はデモが多いため支援できない」と断られたと証言。ソウル警察庁がデモ重視のため、雑踏対策をおろそかにしていたことが明らかになり、韓国国民の怒りは増すばかりだ。
「韓国警察庁の特別捜査本部は、すでに竜山警察署、竜山区役所などを強制捜査。17日には、警察を統括する行政安全省やソウル市の関連部局など、計22カ所にも家宅捜索に入っています。今後は、行政安全相やソウル市長が、業務上過失致死傷で捜査対象になるか否か焦点となりますが、外国人を含む158人が亡くなるという韓国でも類を見ない雑踏事故ですからね。責任の所在がどこにあるのかも含め、事故発生に至る徹底した真相究明が求められます」(全国紙社会部記者)
事故から半月が経過。いまもなお遺族や関係者の悲しみは癒えないなか、韓国では梨泰院事故によるさまざまな「後遺症」が表れ始めているという。
社会部記者が続ける。
「11月11日、梨泰院を管轄する竜山警察署の情報係長が、ソウル市内の自宅にて遺体で発見されました。同氏は部下に、事故が起きる危険性を事前に警告していた報告書の破棄を命じたとの疑いが持たれ、捜査対象となっていた人物。現段階で死因は明らかになっていませんが、事故対応を巡って警察上層部の怠慢行為が次々と明らかになっているさなかだったため、様々な憶測が流れています」
また、あろうことか、雑踏事故犠牲者の遺族を騙って遺品を持ち去るケースや、犠牲者の遺族になりすまして、衣類や食事、現金の支援を受ける“不届き者”まで出現しているというから驚く。
さらに、連日のようにテレビ等でショッキングな映像が流された影響か、子供たちの間ではとんでもない遊びがはやりだしたという。それが、「梨泰院ごっこ」だというのだ。
「韓国にはもともと、数人で段々に折り重なっていく『ハンバーガーゲーム』という遊びが昔からあったのですが、梨泰院事故以降、それが『梨泰院ごっこ』として行われるようになった。TikTokでも『#梨泰院圧死ごっこ』などとハッシュタグ付きで投稿され、小中高の男子学生の間でSNSで拡散しているんです。他愛もない遊びと片付ける声もありますが、事故につながる恐れもありますし、かつてハンバーガーゲームはイジメの手段として問題になったこともある。それでなくても、下になった子供が『助けて─』と遊んでいるのは、事故の後だけにかなりシュールです」(韓国事情に詳しいジャーナリスト)
「梨泰院惨事」の余波が収まる気配はない。
(灯倫太郎)
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