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Posted on 2026年04月23日 18:00

UAEドバイはもう「逃亡者の天国」ではない!トケマッチ事件「元社員逮捕」で露呈した「フィリピン再評価」の裏社会事情

2026年04月23日 18:00

 高級腕時計シェアリングサービス「トケマッチ」をめぐる巨額横領事件を覚えているだろうか。
「貸してもいい」という持ち主から高級腕時計を預かり、使いたい人に月額制で貸し出す、というサービスを展開。その一方で、実は預託された時計を次々と勝手に売却していたのである。

 2024年1月にサービス終了を発表した直後に、中東UAEのドバイに出国し、国際手配されていた元社員・永田大輔容疑者が、UAEで現地当局に拘束されたのが今年1月。その後、中東情勢の悪化から移送が延期されていたが、4月23日にようやく日本へ送還・逮捕されたのである。

 すでに逮捕されている元代表・福原敬済被告らとともに、オーナーから預かった高級時計を無断売却したことにより、約18億円をせしめて逃亡していたものの、あえなく御用に。
「ガーシー」こと東谷義和元参院議員をはじめ、多くの逃亡者が潜伏先に選んでいたことから「犯罪者の天国」と呼ばれてきたドバイだが、今回の逮捕劇は、その「神話」が完全に崩壊したことを意味している。

「六本木クラブ襲撃事件」国際指名手配犯も潜伏中だと…

 国際犯罪に詳しいジャーナリストが内情を明かす。
「ひと昔前まで、ドバイは金さえ落とせばビザが取りやすく、ある程度は入国前の犯罪歴を許容していた。そのため、他国の警察権力が及びにくい聖域でした。しかし近年、ドバイ当局は国際的な信用を高めるため、ICPO(国際刑事警察機構)を通じた国際手配(レッドノーティス)や、日本警察からのパスポート返納命令に極めてシビアに対応している。ビザが失効すれば問答無用で拘束され、空港に連行されるようになったのです。さらにドバイは、国家が住民を徹底監視するシステム。日本警察が本腰を入れて外堀を埋めれば、いくら金があってもドバイに潜伏し続けることは不可能なのです」

 そこで裏社会の人物の間で「逃亡先」としてクローズアップされているのが、フィリピンだというのだ。ジャーナリストが続ける。
「ドバイが『システムとカネ』で管理される国なら、フィリピンは『人脈とカネ』がモノを言う国。六本木クラブ襲撃事件で国際手配され、今も逃亡を続けている見立真一容疑者が潜伏しているとみられるのもフィリピンです。島国で地方の自治が強いため、中央の監視の目が届きにくく、現地でカネをバラ撒いて現地の有力者や警察関係者を協力者につければ、いくらでも匿ってもらえる『グレーな余白』が残っている。世界有数の島嶼国家で、人が住んでいる島だけでも2000ほどあることが、逃亡生活を有利にしています」

「アナログの強み」が再評価されているのだ。

(川瀬大輔)

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