芸能

トバッチリ事件勃発!仲間由紀恵と田中麗奈に降りかかる「ビッグモーター級の厄災」

 個人的に大ファンである女優・仲間由紀恵さんに言いたい。「早く逃げてー!」。

 9月11日、医療業界にちょっとした衝撃が走った。「スクープ 世界初の線虫検査、衝撃の実態」という、テレビCMでお馴染みの「線虫を用いたがん検査」の精度を大きく疑う記事が、会員制ニュースサイト「News picks」に、極秘資料の社内データとともに掲載されたからだ。

 興味のある人は同サイトの会員限定記事を読んでいただくとして、線虫を用いたがん検査とは、株式会社HIROTSUバイオサイエンスが事業展開している「N-NOSE」を指す。今春までは、ジャニーズ事務所の東山紀之新社長がCM出演していた。現在は冒頭の仲間さんへと交代。彼女が「ムーミンに出てくるニョロニョロ」のような白い虫と会話するテレビCMをご記憶の人も多いだろう。

 バイオサイエンス社の公式サイトによると、N-NOSEの説明は以下のようになる。

〈生物学者として線虫の嗅覚研究をしてきた広津崇亮(現在、当社代表取締役)が、ある条件下において、線虫が人の尿中からがんの匂いを検知してがんに罹患している人とそうでない人を高精度に嗅ぎ分けることを発見し、これを「線虫の鼻」(Nematode NOSE)を意味する「N-NOSE」と名付けました〉

 健康な患者の尿には反応しない特殊な線虫が、がん患者の尿には寄っていくというフレコミだ。神奈川県藤沢市の「ふるさと納税返礼品」にもなっており、藤沢市に5~7万円のふるさと納税をすると、人間または愛犬のがん検査が受けられる。24万円の納税なら「膵臓がんのリスク早期発見サービス」が受けられるという。

 藤沢市のふるさと納税、自分なら線虫検査ではなく3万円を納めて実に魅力的な「湘南モノレールのプラレール」をもらう一択だ。

線虫に「がん患者の尿の匂いを好む」特性があるのと、線虫という生き物を用いて「検査として均一のクオリティーが維持できるか」は別の話。それが「がんの検査」となると、なおさらだ。自分なら大学病院と提携している人間ドックで、早期がんを発見できる「腫瘍マーカー」のオプションを選ぶ。5万円でお釣りがくるし、もし線虫検査結果で「陽性」「リスクあり」と出た時には、改めて再検査する必要がある。さらに、検査を待つまでの間に「がんだったらどうしよう」と悶々としたくないからだ。

 過去には「茶のしずく石鹸」を使った消費者が、呼吸困難などの重大な小麦アレルギーを起こす事件があった。「諦めないで」と呼びかける真矢みきさんが、宝塚歌劇団で鍛えた声量と目力に圧倒されるテレビCMは消費者にササり、モノマネの定番にもなった。が、そのせいで被害が拡大し、真矢さんにも批判の矛先が向けられた。

 最近では中古車販売大手ビッグモーターの保険金不正請求問題をめぐり、2017年からCMキャラクターを務める佐藤隆太さんが、契約解除を申し入れたばかり。

 田中麗奈さんがCM出演するペット業界大手「Coo & RIKU(クーアンドリク)」も今年8月、元社員による「凄惨な繁殖現場」「動物虐待」の内部告発が一部メディアで報じられた。「どんなつもりで命を売買するCM出演を承諾したのか」と、広告塔の田中さんへの批判は日に日に増している。告発内容が事実であれば凄惨すぎて、CMでチワワを抱いていた田中さんを正視できる自信がない。

 本人が問題を起こしたわけでもないのに、広告塔になった企業で不祥事が起きれば、CM出演俳優もダメージを負う。理不尽だが、被害者や犠牲になった命が存在するだけに、世間は怒りの矛先を向けるスケープゴートを探すのだ。にわかに疑義が浮上した線虫検査のCMが、仲間さんのキャリアに傷をつけないことを祈るばかりだ。

(那須優子/医療ジャーナリスト)

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    「男の人からこの匂いがしたら、私、惚れちゃいます!」 弥生みづきが絶賛!ひと塗りで女性を翻弄させる魅惑の香水がヤバイ…!

    Sponsored

    4月からの新生活もスタートし、若い社員たちも入社する季節だが、「いい歳なのに長年彼女がいない」「人生で一回くらいはセカンドパートナーが欲しい」「妻に魅力を感じなくなり、娘からはそっぽを向かれている」といった事情から、キャバクラ通いやマッチン…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , |

    今永昇太「メジャー30球団でトップ」快投続きで新人王どころか「歴史的快挙」の現実味

    カブス・今永昇太が今季、歴史的快挙を成し遂げるのかもしれないと、話題になり始めている。今永は現地5月1日のメッツ戦(シティ・フィールド)に先発登板し、7回3安打7奪三振の快投。開幕から無傷の5連勝を飾った。防御率は0.78となり、試合終了時…

    カテゴリー: スポーツ|タグ: , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
元木大介が明かす巨人監督「長嶋茂雄と原辰徳」選手との食事に見る「決定的な違い」
2
LE SSERAFIM・NATURE・NewJeansの「対立・活動終了・空中分解」…韓国ガールズグループに「騒動の連鎖」
3
打撃不振のドツボにハマッた巨人・大城卓三に「一塁手コンバート」再燃
4
悶絶級の愛らしさ!「井桁弘恵」を全力応援したくなる「うまい・可愛い・見せる」魅力の宝庫
5
「築地球場」本拠地移転を狙うのは巨人ではなく「西武ライオンズ」という大逆転