スポーツ

「MGCでパリ五輪代表漏れ」マラソン鈴木亜由子に足りなかったのは「高橋尚子と野口みずき」の捨て身

 愛知県豊橋市で来年3月24日に開催されるハーフマラソン大会の名称が、豊橋市出身のマラソン選手・鈴木亜由子の名前を付け、「鈴木亜由子杯 穂の国・豊橋ハーフマラソン2024」になる。現役選手の名前を冠とするマラソン大会は極めてレアなケースだと、スポーツライターは言う。

「選手名を冠した大会としては、岩手県で開催される『花泉マラソン大会 瀬古利彦杯』や、千葉県いすみ市で開催される『いすみ健康マラソン(増田明美杯)』など、レジェンドランナーの名前がついたものが知られていますが、いずれも現役を退いてから大会がスタートしています。現役選手の鈴木にとって、大きなモチベーションになればいいのですが」

 上位2名が来年のパリ五輪代表に選出さるMGC(10月15日)で、鈴木は12位に終わった。10月23日に豊橋市で行われた、大会名を発表する会見に出席した際、名古屋ウィメンズマラソン(来年3月10日)で残り1枠を狙うと、鈴木は宣言。2021年の東京五輪に続く2大会連続出場に意欲を見せた。

 振り返ればMGC前々日の10月13日、YouTubeチャンネル〈東海テレビ NEWS ONE〉で鈴木は、19位という結果だった東京五輪の走りをこう悔やんでいる。

「高橋尚子さんとか、野口みずきさんとかは、ケガをしてもいいからメダルを取りに行く、そういう気持ちでやってたっていうのを聞くんですけど、そこまでの強い気持ちが、足がぶっ壊れてもいいから(メダルを)取りにいくんだって…そういう気持ちがなかったのかなって」

 冠マラソン大会で、鈴木は残り1枠獲得の朗報を、市民ランナーに届けたいところだろう。

(所ひで/ユーチューブライター)

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