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記事全文を読む→NHK大河ドラマ“トラウマ名場面”オール激白「秘宝館」〈出演9回・大和田伸也「独眼竜政宗」〉撮影中に勝新は豪快イビキをかいていた
「水戸黄門」の格さん役としても知られる大和田伸也(76)。「役者人生の節目節目に大河ドラマがあった」と語り、これまでの出演本数は9本に及ぶ。過去の出演作に関わる裏話から次に期待する大河ドラマとは?「ミスター大河」俳優が振り返る!
─大河ドラマ初出演が決まった時の心境を、まずお聞かせいただけたら?
「その時は劇団四季の若手の舞台俳優でした。当時の劇団は時代劇もやっていたので、それを観た方が大河ドラマに抜擢してくださったと思いますね。今も昔も、大河ドラマに出ることは若手俳優としての登竜門で、最高のステータス。何よりテレビドラマに出ること自体が初めてだったので『恍惚と不安のふたつ我にあり』という、かつて経験したことのない特別な心境でね。浅利慶太さんが『頑張れよ』と応援してくれたのが心の支えになりました」
─初出演となった「樅ノ木は残った」(70年)ではいろんな思い出があると思いますが。
「舞台は大きな声が基本でしょ? 撮影で最初の一言を大声で発したら『マイクが飛んでいくぞ!』と音声さんに怒鳴られてね(笑)。幸い、主演の平幹二朗さんと『ハムレット』で共演したことがあり、ご相談できる関係だったので気持ちとしては楽でしたね」
─出演した大河ドラマの中で印象に残っている作品を挙げるとすれば?
「やはり『独眼竜政宗』(87年)でしょうか。大河ドラマで何年かぶりに戦国を舞台にした。それまでの数年間は近現代だったので、NHKも『よしやるぞ!』という強い意気込みがありました。思い出に残っているのは、当時の鎧はまだめちゃくちゃ重くて、それを身につけての戦闘シーンでは当然ながら落馬もよくありました。ぼくも一度落馬しましたよ。再度馬に乗るだけでも、何人ものスタッフに手伝ってもらわないといけないのが申し訳なくて。特別出演された元プロ野球選手の江夏豊さんもあまりに鎧が重いので『大和田さん、こんなに重いものなんですか?』って驚いたほど。あの屈強なアスリートがね。でも、そんな鎧をつけたまま、役者さんはみんな、次の撮影に備えて待機されてるんです。スタッフが少しでも楽になるように一致団結して協力するんだ、という熱気に満ち満ちていたのが今でも強く印象に残っています。あとは、出演すること自体が話題になった秀吉役の勝新太郎さんですね。ご存じのように豪快な方ですからね。勝さんが寝ているところに誰かが挨拶に来るシーンを、ぼくは遠巻きに拝見していました。すごいですよ、勝さんは。本当に寝てるんですから(笑)。いびきをかいてね。寝ているシーンだから問題はないけれど、さすが豪放だなと(笑)」
─大河ドラマの魅力は何だとお考えですか?
「『源義経』(66年)に出 演された尾上菊之助さんと藤純子さんが凜としてきれいでね。仕える家来たちも清らかに感じたものです。従順で無垢な美しさと言うのかな。大河ドラマには、黒く渦巻く権謀術数と共に、この透明感のある美しさが魅力だと思っています」
─大河ドラマで今後観たい作品やテーマを。
「時代考証的に難しいかもしれませんが、飛鳥や奈良時代の風景や衣装を見てみたいですね。先ほどの従順で無垢な美しさを深く味わえる作品になるんじゃないかな。私も、渋くて人間味にあふれる役で挑戦したいと思っています。これまでの出演作を振り返ると、ドラマ初出演や、『独眼竜政宗』で役者としての幅が広がるなど、節目に大河ドラマがありました。次の節目に出演することができれば、従順な老境への節目になると確信しています」
格さん、かく語りき!
アサ芸チョイス
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