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記事全文を読む→浜崎あゆみが鳥山明のイラストを改変利用「被災者に対する冒涜」の声が上がったワケ
これは鳥山明氏に対して失礼であり、被災者への冒涜なのではないか。そんな指摘が歌手の浜崎あゆみに上がった。
漫画「ドラゴンボール」の作者で、3月1日に急性硬膜下血腫で亡くなった鳥山氏の追悼ステージを作ったと、浜崎は3月17日のインスタグラムで報告した。
浜崎は実写版「ドラゴンボール・エボリューション」の全世界共通テーマソング「Rule」を担当。その関係で鳥山氏とは親交があり、あゆを描いた直筆のイラストを贈られている。
追悼ステージはそのイラストを中心に、漫画「ドラゴンボール」のカットや、アニメ「ドラゴンボールZ」のイラスト、「Dr.スランプ」の漫画カットやアニメの絵がモニターに映し出されている。
浜崎は「#忘れることもできる#忘れずにいることもできる#けれど#忘れられないことがある#鳥山明先生ありがとう」とハッシュタグを付けて投稿し、「これをステージでやってしまう、このチームのこーゆー人間臭い生き方が、このロングランツアーをここまで導いてきたんだと感じる」と、チームあゆを自画自賛した。
ファンは「鳥山先生への愛を感じます」「こういうことができるあゆ素敵」と絶賛の声を送っているのだが、まったく違った見方をする人もいる。漫画「ドラゴンボール」の関係者は、怒りをあらわにする。
「鳥山先生を追悼するのに、アニメを使っていることにまず、違和感を覚えました。鳥山先生は漫画家ですから、漫画のカットだけを使うのが当然。アニメを使ったことで、鳥山先生をあまり理解していないのかなと感じます。しかも、自身の絵を中央にもってくるのはどうでしょうか。真ん中にすべきは、鳥山先生の自画像では。これでは鳥山先生を利用して話題作りをしていると捉えられても、仕方がないと思います」
さらにステージで使われているイラストにも、問題があるという。それはあゆのイラストの下にある、筋斗雲に乗った孫悟空と則巻アラレのカットだ。先のドラゴンボール関係者は、
「このカットは2011年の東日本大震災の時に、被災者を元気づけようと、鳥山先生が描き下ろしたものです。商業目的ではなく、被災者のために描かれたイラストなので、関係者の間でも取り扱いには細心の注意が払われています。それなのに浜崎さんはなぜ、こんなに簡単に使っているのか。イラストの左下には被災者への手描きの励ましのメッセージが入っているのですが、ステージでそこはカットされています。先生が被災者のために送ったものを、自身のステージでそれを隠して使うのは、先生と被災者の両方に対する冒涜だと感じました」
そして最も許せないのが、鳥山氏のこの絵を改変したことだという。
「悟空とアラレちゃんにフキダシが付いていて、『がんばれーっ!!』という鳥山先生の手描きのセリフが描き込まれています。ところが浜崎さんのステージでは、『ありがとー!!』に書き換えられている。手描きである以上、これはただのセリフではなく、イラストの一部。それを描き換えるなんて、信じられません。先生の絵に対する愛とリスペクトがない人が追悼だなんて、腹立たしいことこの上ないですね」(前出・ドラゴンボール関係者)
天国の鳥山氏がこれを見たらどう思うのか。ドラゴンボールを使って聞いてみたいものだが、
「先生は描いた漫画や絵には無頓着で、かつては返却された原稿がガレージにほこりだらけになって山積みにされ、紙の裏に当時まだ小さかった息子さんが落書きをしていた、なんてこともありました。それを知った編集者が慌ててお宅にうかがい、整理整頓して厳重に保管したそうです。そんな人柄ですから、浜崎さんがこのような使い方をしても気にもかけないのかもしれません」
とはいえ、偉大な才能に敬意を払ってほしいものである。
(鈴木誠)
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