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記事全文を読む→「借金15で最下位」状況がまるで同じ…西武・渡辺久信「代行監督」に求められる「2011年の再現」
埼玉西武ライオンズが松井稼頭央監督の途中休養と渡辺久信GMの指揮官代行を発表したのは、5月26日のオリックス戦後だった。
「試合終了が午後4時前。松井監督が『これからも(好ゲームを)積み重ねていき…』と勝利インタビューに答えていた。その約2時間後でした、渡辺GMの会見が開かれたのは」(スポーツ紙記者)
この2時間に「休養」を通達されたのだろう。
しかし、渡辺久信GMの現場復帰が11年ぶりというのも驚きだ。2008年から6年間の監督経験で、Aクラス5回。就任1年目のリーグ優勝と日本一で采配能力の高さは証明済みだが、球団内からはこんな声が聞かれた。
「あの2011年が…」
この年の西武はスタートダッシュに失敗し、8月時点で最下位。借金は最大で15まで膨らんだ。しかし、9月に10連勝を記録して、最終的に68勝67敗9分。3位でクライマックスシリーズ進出を果たした。
松井監督の休養が発表された時点での成績は15勝30敗、借金15で最下位。まさに2011年の惨状と重なる。球界関係者が語る。
「2011年は『飛ばないボール』、統一球の導入で、各球団のスラッガーが成績を落としていました。ただ、西武の中村剛也だけは影響を受けなかったんです。監督だった渡辺GMは牧田和久をリリーフに配置換えし、先制点を挙げて逃げ切るスタイルに立て直した。これが猛追の理由でした」
監督時代の渡辺GMは声を荒らげるタイプではなかったが、プロ意識の低い言動は絶対に許さなかった。こんなエピソードが残されている。
「エラーした選手がそのイニングで好プレーをし、ミスを帳消しにしたんです。ニコニコしてベンチに戻ってきて、他の選手やコーチ陣がハイタッチで出迎えました。そうしたら、渡辺監督が怒ったんです。周囲がビックリするくらい、大きな声で。好プレーをしたからといって、ミスを指摘しないのはおかしい、強くなれない、と」(球団関係者)
松井監督の失敗は、その優しさゆえだと言われている。選手を叱らず、ミスをしても平等にチャンスを与え続けた。選手の側からすれば良き上司であり、怒鳴り散らす監督よりもやりやすかったはずだ。しかし、それが裏目に出てしまった。
借金15からの巻き返しに成功した2011年、松井監督はバリバリの現役選手だった。前年オフ、米アストロズを自由契約になり、楽天イーグルスに移籍した。だから2011年の大反撃の内幕や、「渡辺監督の怖さ」を知らないのだが…。
(飯山満)
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