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記事全文を読む→巨人・松本剛「打率1割9分2厘」は「そりゃそうでしょ」を象徴するまるで投手の打席ような「松本シフト」
V奪還の至上命題を抱える阿部巨人の起爆剤として背番号9、2年総額2億5000万円(推定)の大型契約。日本ハムからFA移籍し、大いに期待された松本剛の成績は、お粗末というほかないものだ。
皮肉にも「期待通り」の数字に落ち着いているというべきか、ここまで31試合に出場して打率1割9分2厘、長打率2割1分8厘、OPSは.459だ。本塁打はゼロで、打点わずか2。直近6試合に至っては、14打数1安打と撃沈。もちろん、規定打席には到達していない。
ただ、近年の経歴をたどれば、この低迷はむしろ想定内だ。2022年に右打者で球団初の首位打者(打率3割4分7厘)タイトルを獲得したが、その後は2023年2割7分6厘、2024年2割3分6厘、2025年は66試合で1割8分8厘。
OPSも2022年の.836から2025年は.507まで落ち込み、3年連続の右肩下がりである。2024年は規定打席到達者の中で、OPSがパ・リーグ最下位。2025年オフのFA市場で、具体的に獲得に動いた球団として名前が出ていたのは巨人だけだ。
現在の1割9分2厘という数字は「期待外れ」でもなんでもない。それでも阿部慎之助監督は開幕から松本を1軍で使い、先発時は主に2番を中心とした上位打線に置いてきた。
岡本和真のメジャーリーグ移籍で長距離砲が抜けた今の巨人にとって、出塁・つなぎ・守備・走塁を計算できる外野手は必要なピース。巨人のチーム打率はリーグ5位と沈んでいるが、その原因の一角に松本はいる。
数字に表れない問題もある。打球方向データを見ると、左方向寄りのゾーンに打球が偏り、強く外野を抜く打球は少ない。最近の試合では、まるで投手の打席のように外野手が極端な前進守備を敷く「松本シフト」で、センターからレフトに落ちそうな打球を拾われる場面が目立つ。2022年の首位打者時代のポテンヒットが、今は外野手のグラブに収まっているのだ。
同じFA外野手でも辰己涼介との差は歴然として…
こうした状況を見るうち、ついつい考えてしまうのは、同じFA宣言の外野手でも、楽天の辰己涼介を獲っておけば…という「たら、れば」だ。
辰己は当初、ポスティングでのメジャーリーグ挑戦を訴えて球団に却下された上でのFA宣言だっただけに、他球団は二の足を踏んだ。獲得してもすぐにまた、メジャー移籍を言い出しかねないからだ。
辰己は今季ここまで35試合に出場し打率2割9分8厘で、パ・リーグのランキング2位。長打率4割1分1厘、OPS.807、3本塁打10打点3盗塁だ。2024年に最多安打とベストナイン、そしてゴールデングラブ賞は5年連続と、攻守の数字は松本を大きく上回る。
もちろん、これは結果論だ。メジャー志向を公言する辰己は各球団にとってリスクを抱えた選手であり、巨人も含めて獲得に動いた球団は出てこなかった。
阿部監督は松本の獲得経緯について、
「いちばんは人間性。次世代のジャイアンツを背負っていくベテランになってほしい。センターを1年間、守れる選手を希望して動いてもらった」
と語っている。打撃の下降は織り込み済みであり、人柄と守備を買った…と読める。背水の陣の阿部巨人にとって、なんとも余裕のある言葉だ。
様々な評価は、グラウンドでの数字に結びつかなければ意味はない。背番号9に託した期待と打席に立つ松本の数字の落差は、もう隠しようがない。
(ケン高田)
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