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記事全文を読む→巨人・阿部慎之助が戸郷翔征の1軍復帰を明言しても「よく分からん」の声が出るファーム3地区制事情
4月25日のDeNA戦に先発登板した巨人のブライアン・マタが、3回途中2安打2失点5四死球と奮わず、出場登録を抹消された。これとほぼ同時期に飛び込んできたのが、戸郷翔征の1軍昇格の話だ。阿部慎之助監督が、
「多分、9連戦のどこかで入れると思います」
と近日中の先発起用を明言したのだ。
スポーツ紙記者が言う。
「戸郷は3月29日のファーム戦で登板して以降、中6日の間隔でずっと投げてきました。4月26日のファーム戦に先発したので、中6日でいくのなら、5月3日の阪神戦での登板が濃厚です」
4月26日のファーム戦で、戸郷は7回被安打6、無失点と好投している。復活の可能性を十分に感じさせる結果だった。
「ただ、まだ投球は安定していません。ファーム戦5試合の結果を振り返ってみると、26日は無失点でしたが、その前の19日の楽天2軍戦では7回3失点で、本来の投球にはほど遠いものでした。12日のDeNA戦では7回1失点、5日のソフトバンク戦は5回7失点です」(前出・スポーツ紙記者)
「好投」と「イマイチ」が交互に出ている。このサイクルでいけば、1軍復帰のマウンドは「イマイチ」になる。
東地区と西地区の球団には正確な情報がない
そんな2軍調整に合わせて聞こえてきたのが、「よく分からん」の声だ。どういう意味かといえば、今季からファームは3地区制に変わり、東地区は「楽天、オイシックス、ロッテ、ヤクルト、日本ハム」で、中地区は「DeNA、巨人、西武、ハヤテ、中日」。3地区は交流戦も行うので、14球団総当り制ながら、地区内での試合数の方が圧倒的に多い。中地区の巨人を見ると、5球団中3球団が同じセ・リーグ球団だが、東地区のセ・リーグ球団はヤクルトだけだ。
「ファームから上がってきたばかりの投手が、1軍で投げるとします。ベンチではコーチらが若手を捕まえて『どういう投手だ?』と聞くんです。昇格してきたばかりの若手打者に対しても同様です。でも3地区制になり、コーチが若手に聞いても『分かりません』と答えるケースが増えてきました」(球界関係者)
戸郷の復帰を警戒する対戦チームの関係者は少なくない。同じ中地区のDeNA、中日はともかく、東地区のヤクルト、西地区の阪神、広島は戸郷に関する正確な情報がないのだ。
もっとも、各球団には2軍戦を視察するフットワークの軽いスコアラーがいる。西地区の阪神戦での復帰は戸郷にとってプラスとなりそうだが、ファーム3地区制の意外な楽しみ方も見えてきた。
(飯山満/スポーツライター)
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