スポーツ
Posted on 2024年06月20日 17:58

2026年WBC「ピッチクロック採用」に猛反対する日本球界の交換条件は「大谷翔平DHルール」

2024年06月20日 17:58

 試合時間短縮を目的として、メジャーリーグなどで採用されている「ピッチクロック」という言葉を聞いたことがあるだろう。投手が打者に投球するまでの時間、間隔を制限するという決まりである。これがもし、次の2026年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でも適用されるとしたら…。

 日本プロ野球選手会と日本野球機構(NPB)の事務折衝が、6月19日に行われた。WBCでの「ピッチクロック」について、選手会の森忠仁事務局長が「NPBも一緒に反対してほしい」と要望したのだ。このピッチクロックとそのルール採用の是非をアメリカ側に聞いてみたところ、意外な答えが返ってきた。

「ピッチクロックが採用された2023年シーズン以降、メジャーリーグの試合展開が大きく変わった印象はありません。試合時間の短縮は野球界の永遠のテーマですが」(アメリカ人ジャーナリスト)

 背景にあるのが「試合時間が読めない」とするテレビ放送側の「要望」、そしてあまり野球に興味のない人たちから必ず返ってくる「試合時間が長い」という声だ。

 メジャーリーグで採用された2023年は、15秒だった投球間の制限時間が18秒に改められたが、こうしたアメリカ側の反応を聞いていると、感情的になっているのは日本だけなのか…という気がしてくる。先のアメリカ人ジャーナリストが内情を明かす。

「ピッチクロックと『投手のケガ』の因果関係が懸念され、調査されています。十分な準備が整わないまま投球する必要が出てくるからだ、と。アメリカではピッチクロックのルールに違和感はなくなってきたようですが、選手たちに好きか嫌いかを聞くと、ほとんどの選手が『嫌いだ』と答えます」

 それでもメジャーリーグ機構がWBCでのピッチクロックを採用する方向へと進んでいるのは、テレビの放送時間の問題だけではなさそうだ。アメリカ特派記者が言う。

「現在のDH制で得をしているのは大谷翔平だけ、と言っても過言ではありません。ルール変更により、大谷はDH兼投手の1人2役で試合に出ることが可能となりました。リハビリが順調にいけば、2026年大会は二刀流で臨めます」

 今季の大谷はトミー・ジョン手術の影響により、「打者」だけで出場している。

 日本以外の海外代表チームは「大谷がいれば、日本は1人多く選手登録しているのと同じ」と解釈しているそうだ。

 WBCでのピッチクロック採用に本気で反対するなら、日本は「大谷ルール」と呼ばれる現DH制ではなく、「DHと投手を兼務できない昔のDHでかまわない」と交換条件を出す必要がありそうだ。カギを握るのは「大谷翔平」なのである。

(飯山満)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年08月16日 09:00

    「イタい素人タレント」としてたびたびその動向が注目の的となる存在はいつしか、木下優樹菜から坂口杏里へと移りつつある。木下は2019年、タピオカ店の店員に土下座を強要したとされる騒動を経て、芸能界を電撃引退。以降はインフルエンサーとして活動を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年08月18日 07:00

    永野芽郁の主演で実写ドラマ化される、人気漫画「ヒマチの嬢王」。早くも「アヤネのイメージと違う」「永野芽郁にキャバ嬢役は合わないのでは」といった声が出ている。確かに主人公のアヤネは、歌舞伎町の元No.1キャバ嬢。勝ち気で毒舌、相手の懐に入り込...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年08月19日 11:30

    6月下旬に発生した痴漢で書類送検され、8月18日に「謹慎処分」の憂き目に遭った四千頭身の都築拓紀。報道では「都築メンバー」などと称されているが、過去の芸能人の痴漢事例を振り返ると、「メンバー」の今後の処遇や復帰時期を占うヒントが見えてくる。...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/18発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク