芸能
Posted on 2024年07月20日 17:59

有吉弘行の「キャラ変」でヌルい番組に…「有吉の壁」が視聴率3%台に落ちても終了しない理由

2024年07月20日 17:59

 水曜夜7時の番組といえば「有吉の壁」(日本テレビ系)だ。有吉弘行が、いわゆる「壁芸人」といわれる若手・中堅芸人の繰り出すミニコントを、毎回〇か×で判定する、おなじみの外ロケ番組である。

 商店街や巨大ショッピングモール、大学、テーマパーク、さらにはひとの街を借り切り、そこにいる面白い人になり切るのがテーマ。後半20分はスタジオで、ネットでバズリそうなアーティストになりきってオリジナル曲を披露する「ブレイクアーティスト選手権」が展開される。

 番組の歴史は古く、2015年4月から深夜帯を中心に、不定期で放送。これがやがて評判となり、2020年4月8日からゴールデンに昇格した。

 その初回2時間スペシャルの個人視聴率は8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東/以下同)と、好調な滑り出しだった。ところが現在は、だいぶ落ち着いてしまっている。

 6月12日の個人視聴率は3.9%、6月26日が3.9%。7月10日の2時間スペシャルも4.4%と低調だった。6月12日は「有吉の壁」の影響か、そのあとに放送される「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」も3.8%と、低い数字を残した。やはり個人平均で、今より1ポイント以上は欲しいところだが…。放送作家が現状を分析する。

「とにかく明るい安村がこの番組で再び脚光を浴びたり、2022年にはまさかの映画化も。『有吉の壁 カベデミー賞 THE MOVIE』として2日間、全国各地の映画館で上映するなど、番組人気が急激に伸びた時期がありましたが、こうした芸人による番組は、どうピークを持続できるのかは予想できない部分がある。しかも出演芸人がほぼ毎回、固定化してしまっていることで、新規の視聴者を獲得しにくいのです」

 もうひとつ致命的なのが、有吉の「キャラ変」だ。放送作家が続ける。

「開始当初は毒舌芸人の名残りか、芸人のネタに容赦なく×をつけていましたが、今やすっかり丸くなり、〇をつけることが多くなってきた。つまり、かつては恐れられていた、まさに『有吉という壁』がそこまで怖がられなくなり、番組の醍醐味が薄れつつあるのです」

 とはいえ、今も日本テレビのタイムテーブルには欠かせないプログラムであることは確かなようだ。

「そこまで予算もかかりませんし、裏番組もそこまで強くはない。芸人たちの熱量が高いうちは、続くのではないでしょうか」(日本テレビ関係者)

 有吉が若い頃に出演しいた「内村プロデュース」(テレビ朝日系)の流れを汲む、貴重な若手育成番組。その意味では長く続けてもらいたいが…。

(高階格)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク