政治
Posted on 2026年01月31日 10:00

原口一博「中道」批判「言いたい放題」全中身

2026年01月31日 10:00

 異例の真冬の短期決戦に臨み、機を見るに敏とばかりに公明党と「中道改革連合」結成に打って出た立憲民主党。風雲急を告げる永田町で古巣を痛烈批判する漢がただ1人いた。

「新党に合流すれば『人間のクズ』になり下がる」

 自身のSNSに「#立憲消滅」という辛辣すぎるワードを添え、怒りを爆発させたのは原口一博衆院議員(66)だ。かつて、民主党政権時代には総務大臣の要職を務め、党の顔の1人でもあった原口氏だけに、その怒りは収まらず。

「野田佳彦氏とは、もう二度と同じ天を仰がない」

 と、かつての同志との完全決別まで宣言したのだ。さらに、

「(彼らと行動をともにしてきたことに)本当に人を見る目がない」

 と、みずから反省の弁まで赤裸々に告白したのである。

 原口氏がここまで怒り心頭となったのもむべなるかな。新党結成までの経過はあまりに急転直下だった。

 1月15日、野田佳彦立憲民主党代表(68)、斉藤鉄夫公明党代表(73)が党首会談を行い「中道改革連合」の結成で合意。同日、立憲民主は両院議員総会を開催し、148人のうち144人が新党にそのまま合流する合意を取りつけた。

 その一方、原口氏は14日に沖縄県の石垣島で行われていた「尖閣諸島開拓の日」の式典に党の公務として出席していたため、総会には参加しておらず、まったくの不意打ちだったというわけだ。

 実質的な“原口外し”が行われたことに対し、

「物理的に出席が不可能な時間帯に、党の存亡に関わる重大な会議を招集すること自体、手続き上の重大な瑕疵があります」

 再び、南洋からのSNSで抗議を訴え、

「中道なんとか。そんな党に誰が入るか」

 とタンカを切り、絶縁状を叩きつけたのだ。

 週明け20日、原口氏は自身が関わる政治団体「ゆうこく連合」の政党化を目指す会見に打って出る。

 開口一番、猛抗議をまくし立てた。

「今日のお昼までに立憲民主党を離党せよ。そして、それに納得できない者は無所属となると。そうでない大多数は公明党と結党する政党に吸収される。こういった文書が出されました。私はこれに抗議をいたしました。なんとなれば、それを聞かされてもいないし、私は立憲民主党佐賀県連の代表であります。県連にも断りもなく、そういったことをするのは党の自爆である。有権者に対する裏切りであるので、ヤメロと言いましたが、結局強行するという。ということで、今日の12時までに離党届を出しました」

 誰もが驚いた新党結成について、続けざまにこうコキおろした。

「おそらくね、世界のいわゆる権威主義国家の独裁国家でも、これだけのことをやった歴史っていうのはない」

「現在の立憲はザイム真理教の仲間です。そしてアメリカの戦争屋の仲間です」

 火砕流のごとく怒りの文言を吐き出したのだ。

 口角泡を飛ばす原口氏の舌峰はかつての新進党時代に向けられた。

「あの頃は逆だった。オウムより怖い(公明党の支持母体である)創価学会っていうのを自民党が言ってたんですよ。オウムより怖いですよ。それってもう最悪のディスり方でしょ。もちろん一人一人は信仰の自由の中で生きておられるわけですよ。そういう人たちを痛めつけちゃ僕はダメだと思います」

 新進党は94年に二大政党制確立を目指し、非自民勢力が結集した巨大野党。公明党も参加しており、自民党が政敵を貶めるために使った言葉まで持ち出し、「立憲は合併ではなく、公明党に吸収された」と野合を批判したのだ。

 怒りの矛先は奔流となって、野田代表へと向かう。

「野田代表は今回また2012年と同じことをやりました。当時200議席を超えていた民主党の我々の仲間は、不意打ちの解散を食らいました。残ったのはたった57人でした」

 と、2012年に野田総理の唐突な解散宣言により民主党が下野したことを蒸し返したのだ。

「自民党が弱って、そろそろ古い政治が終わろうとすると出てくる。それが野田佳彦であります」

 解党的決断を繰り返す野田代表を許すまじとばかりに怒りを露わにするのだ。

 その上で、古巣への複雑な思いも口にする。

「もはや巨大な野党が消滅したという意味では、今まで自民党、自公政権に対峙してやってきたことが一体何だったのか。憲法も立憲主義も安保法制も、それも今まで言ってきたんじゃないですか」

 最後に、かつて同じ釜の飯を食った同志に未練を断ち切るがごとく訴えた。

「今日、私は立憲民主党としての一つの区切りをつけました。断腸の思いです。30年間、もう一つの政権政党をということで戦ってきた仲間と本当に別れます。つらいです」

 戦後最短の16日の選挙期間ながら、「我々は日本で一番のインターネット媒体を持っています」と胸を張る原口氏は、政党要件を満たす5議席獲得を目指すとして早くも動き出した。

 24日に地域政党「減税日本」との合流を発表。同党代表の河村たかし氏(77)を共同代表として迎え、政党「減税日本・ゆうこく連合」を立ち上げたのだ。

 2月8日の決戦の日までに原口氏の怒りの声は国民に届くのだろうか。

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