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記事全文を読む→【根岸ステークスの大ヒント】なぜこれまでダートを使わなかったのか!「バリバリのダート一族」中穴牝馬の「うまみ」
2月1日に行われるGⅢ・根岸ステークス(東京・ダート1400メートル)は、出走メンバー16頭のうちで唯一「初ダート」に挑戦してきたマピュース(牝4)に白羽の矢を立ててみたい。
マピュースはデビュー以降、一貫して芝のレースを使われてきた。その芝戦績を振り返ると、新馬勝ち(新潟・芝1600メートル)の後、1勝クラスの赤松賞(東京・芝1600メートル)とGⅢ・中京記念(中京・芝1600メートル)を制覇。昨年のGⅠ・桜花賞(阪神・芝1600メートル)では、のちにGⅠ・秋華賞(京都・芝2000メートル)を制したエンブロイダリーの4着と好走しており、実力的には今回の出走メンバーの中では「抜けた存在」といえる。
次なる問題は「ダート適性があるのか、ないのか」ということになるが、マピュースの血統表を見ると、これがまた「なぜ今までダートを使わなかったのか」と首を捻りたくなるほどの、バリバリの「ダート血統」なのだ。
まず父のマインドユアビスケッツはGⅠ・ドバイゴールデンシャヒーン(メイダン・ダート1200メートル)を連覇するなど、世界のダートGⅠ戦線で赫々たる戦績を収めた「砂の鬼」。
同様に母のフィルムフランセもデビュー以降、JRAのダート戦線を一貫して使われ、短距離と中距離で4勝を挙げた実績馬である。
さらに言えば、祖母のフレンチノワ―ルも、JRAダート戦線で距離を問わず4勝をマーク。マピュースの血統背景はまさに「砂でこそ」の、典型的な「ダート一族」なのだ。
今回の初ダートについて、マピュースを管理する和田勇介調教師(美浦)はマスコミの取材に、
「ダートはやってみないとわからないですが、血統的にはやれるのでは、と思います」
いささか慎重な姿勢を示しているのだが、しかし、である。馬主から大切な競走馬を預託されている調教師が「やってみないとわからない」というレベルでダート挑戦を決断することなどありえない。
和田師の慎重なコメントはむしろ、血統背景を含めて熟慮を重ねた末に結論を得た「秘めたる自信の表れ」と読み解くのが正解ではなかろうか。
だとすれば、もはや迷うことはない。マピュースの単勝オッズは、おそらく30倍前後の中穴水準。初ダートが嫌われてさらに人気を落とすようなら、単複馬券で強気の勝負に出るのも悪くはないだろう。
(日高次郎/競馬アナリスト)
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