スポーツ
Posted on 2026年01月31日 12:00

【根岸ステークスの大ヒント】なぜこれまでダートを使わなかったのか!「バリバリのダート一族」中穴牝馬の「うまみ」

2026年01月31日 12:00

 2月1日に行われるGⅢ・根岸ステークス(東京・ダート1400メートル)は、出走メンバー16頭のうちで唯一「初ダート」に挑戦してきたマピュース(牝4)に白羽の矢を立ててみたい。
 マピュースはデビュー以降、一貫して芝のレースを使われてきた。その芝戦績を振り返ると、新馬勝ち(新潟・芝1600メートル)の後、1勝クラスの赤松賞(東京・芝1600メートル)とGⅢ・中京記念(中京・芝1600メートル)を制覇。昨年のGⅠ・桜花賞(阪神・芝1600メートル)では、のちにGⅠ・秋華賞(京都・芝2000メートル)を制したエンブロイダリーの4着と好走しており、実力的には今回の出走メンバーの中では「抜けた存在」といえる。

 次なる問題は「ダート適性があるのか、ないのか」ということになるが、マピュースの血統表を見ると、これがまた「なぜ今までダートを使わなかったのか」と首を捻りたくなるほどの、バリバリの「ダート血統」なのだ。
 まず父のマインドユアビスケッツはGⅠ・ドバイゴールデンシャヒーン(メイダン・ダート1200メートル)を連覇するなど、世界のダートGⅠ戦線で赫々たる戦績を収めた「砂の鬼」。
 同様に母のフィルムフランセもデビュー以降、JRAのダート戦線を一貫して使われ、短距離と中距離で4勝を挙げた実績馬である。
 さらに言えば、祖母のフレンチノワ―ルも、JRAダート戦線で距離を問わず4勝をマーク。マピュースの血統背景はまさに「砂でこそ」の、典型的な「ダート一族」なのだ。

 今回の初ダートについて、マピュースを管理する和田勇介調教師(美浦)はマスコミの取材に、
「ダートはやってみないとわからないですが、血統的にはやれるのでは、と思います」
 いささか慎重な姿勢を示しているのだが、しかし、である。馬主から大切な競走馬を預託されている調教師が「やってみないとわからない」というレベルでダート挑戦を決断することなどありえない。
 和田師の慎重なコメントはむしろ、血統背景を含めて熟慮を重ねた末に結論を得た「秘めたる自信の表れ」と読み解くのが正解ではなかろうか。

 だとすれば、もはや迷うことはない。マピュースの単勝オッズは、おそらく30倍前後の中穴水準。初ダートが嫌われてさらに人気を落とすようなら、単複馬券で強気の勝負に出るのも悪くはないだろう。

(日高次郎/競馬アナリスト)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年09月13日 11:15

    近年のネット環境の充実によって、高い売り上げを誇る公営ギャンブル。メディアを下支えする団体としても大きな役割を担っているが、最近は風向きが変わり始めている。ギャンブルライターが現状を語る。「日本の公営ギャンブルは競馬(中央・地方)、競輪、ボ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月14日 13:30

    8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク