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記事全文を読む→イランが攻撃されても同盟国ロシアは知らん顔…最も焦っているのは北朝鮮・金正恩「このままではオレが斬首される」
アメリカとイスラエル両軍によるイラン軍事作戦が激化する中、イラン同盟国ロシアの動きに、他の同盟国が不信感を抱き始めた。欧州メディア記者が解説する。
「戦闘開始後、イランのアラグチ外相が、ロシアのラブロフ外相と電話会談をしました。その際、ラブロフ外相はアメリカの武力攻撃を批判しましたが、軍事的支援など具体的な言葉はなかったといいます」
ロシアとイランは昨年、包括的戦略的パートナーシップ条約を締結したが、相手が攻撃されたら軍を派遣する、相互防衛条項は含まれていなかった。だから今回のアメリカ軍事作戦で、ロシアに軍派遣の義務はないといえばそれまでだ。
ロシアによるウクライナ侵攻にあたり、イランはドローン技術などで大きくロシアに寄与してきた。今回、ロシアは「今のところ、イランから武器要請、軍事要請は受けてない」としている。
こうしたロシアの姿勢を、軍事アナリストはどう評価するか。
「実際はロシアがイランの要請に回答を引き延ばしている、という見方が強い。いざとなってもロシアが早急に動かないことに、同盟国からは不満と不信の声が漏れ出しています」
「口だけロシア」状態は、イラン攻撃以前にも垣間見えた。2024年、シリアのアサド大統領が窮地に陥った時。そして今年初め、ベネズエラのマドゥロ大統領がアメリカに拘束された時も、同盟国ロシアの具体的支援はゼロだった。
軍事アナリストが続ける。
「ロシアへの焦りと不信感をことさら強めているのは、北朝鮮の金正恩総書記ではないでしょうか」
金総書記は昨年来、プーチン大統領に急接近。ウクライナ戦線のロシア軍に北朝鮮軍と武器、弾薬を供給した。さらに相手国が攻撃されたら互いに軍事支援をする相互防衛条項を結ぶなど、血の結束を強めている。
「一方で、今回のイラン軍事作戦とトランプ大統領の最近の暴走ぶりを見ると、『トランプ軍』が北朝鮮の違法な核保有を理由に『金正恩政権の斬首作戦』を仕掛ける確率が格段に上がっている。ところが一連の動きを見る限り、北朝鮮が窮地に陥っても、ロシアは動かないかもしれない。その時、単独で北朝鮮がアメリカと戦えるかという恐怖が、金総書記を襲って…」(前出・軍事アナリスト)
自衛隊関係者は言う。
「ロシアのイラン対応を見ていると、4年間に及ぶウクライナ侵攻で経済的にも軍事的にも疲弊し、他国のことなど構っている余裕がないのかもしれません。しかし本当に自分たちの利益になるなら、核を片手に予測不能の動きをするのもロシア」
世界の紛争地でロシアが今後、どんな動きを見せるのか。
(田村建光)
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