政治
Posted on 2026年02月21日 18:02

高市総理に授けたい「名宰相の金言」10(3)平成宰相は反面教師に

2026年02月21日 18:02

 反対に、高市総理には学んでほしくない、反面教師にするべき歴代総理の「迷言」を取り上げよう。

 キングメーカーとして総裁選から、百戦錬磨の手練手管で高市総理の強力な味方であった麻生太郎元総理だが、失言を頻発する政治家としても知られている。なにせ初出馬時の街頭演説からして、開口一番、

「下々の皆さん」

 と聴衆に言い放ったくらいだ。

「これまでにも24年に当時の上川陽子外相を『このおばさんやるよねえ。そんなに美しい方とは言わんけれど』と評したり、13年に憲法改正に関しナチス政権を引き合いに『あの手口を学んだらどうか』と発言するなど、失言は枚挙に暇なし。本人的にはリップサービスのつもりなのでしょうが、それにしても口が滑りまくる自民党の失言王です」(政治ジャーナリスト)

 かくいう高市総理も23年の放送法を巡る国会質疑で、総務省の内部文書を「捏造」と断定し、

「私の言うことが信用できないなら、もう質問しないでほしい」

 と答弁を拒否。その後「捏造と言うと言葉がきつすぎるので、あえて繰り返しは使わない」としながらも、撤回はしなかった苦い過去がある。

 そして総理就任後も、台湾有事に関する問題発言で、立憲民主党などリベラル勢力から総ツッコミを食らったことが記憶に新しい。

 この発言に関しては、岡田克也元外相の執拗な質問によるものであることが、SNSなどで広く拡散され、高市総理には同情的な見方が増え、逆に岡田氏に批判の矛先が向いた。

 ただ、岡田元外相による失言を引き出そうとする挑発に、高市総理がまんまと乗ってしまったのも事実。麻生元総理のような「失言量産マシーン」となりかねない危険性も、見え隠れするのだ。

 平成に入り、次第に人気に陰りの見えた自民党政権では、総理大臣の失言で支持率を落とした例も少なくない。森喜朗元総理の、

「日本は神の国」

 あるいは、福田康夫元総理の、

「あなたとは違うんです」

 などは、確かに発言を切り取られて、印象操作的に野党やメディアに利用されたきらいはある。だが「永田町の常識は世間の非常識」と言うように、本人が特に問題がないと思っても言葉の使い方一つで、今は絶頂の高市人気が一気に反転することはありうる。他山の石としてほしいものだ。

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