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記事全文を読む→前駐豪大使・山上信吾が日本外交の舞台裏を抉る!~「チーム高市」の「媚中・拝米と完全訣別」待ったなし!~
2月8日の衆議院選挙で有権者に提示された選択は、高市早苗政権か野田佳彦政権かというものだった。しかしながら、隠れた主役は中国であったと言って過言ではない。
昨年11月の衆議院予算委員会における、台湾有事は存立危機事態になり得るとした高市答弁の撤回を迫り、なりふりかまわず圧力をかけてきたのが中国だった。中国人観光客や留学生に対し、ありもしない日本の「危険」を注意喚起し、訪日を止めてきただけにとどまらない。日本産水産物の全面禁輸を再度導入し、レアアースその他の物資の対日輸出規制をちらつかせた。国連その他の舞台で日本を貶める情報戦・認知戦・歴史戦をこれみよがしに展開した。答弁撤回を越えて「高市潰し」を企図していたことは明白だった。
嘆かわしいことに、こんな中国共産党のお先棒を担いでしまったのが立憲民主党だ。のみならず、彼らは選挙での生き残りをかけ、つい先日まで敵対してきた公明党と中道改革連合なる野合に走り、「一体化」した。中道とは名ばかりで、「令和の中核派」だった。
このような状況下で中国に対して、かつての民主党政権や「岸破外交」のように膝を屈して唯々諾々と従うのか、それとも凛として毅然と対応するのか。それこそが解散総選挙の大義にほかならなかった。まさに、今後10年、20年、更には50年に及ぶ日本の針路を選択する選挙であったのだ。
幸いにして有権者は、日本が日本であり続ける道を選択した。予想を遥かに上回る圧勝を収めた高市政権の基盤は固まった。豪州にいる友人・知人の多くから、中国の圧に負けなかった高市政権の勝利を心から祝福する声が私に届いてきた。
政治が弱いと日本が舐められる。外交の現場で何度もなめてきた辛酸だ。
古くは三本指を突き立てて愛人に手切れ金を渡したと報じられ、退陣した宇野宗佑総理。
格好のブラック・ジョークの対象となった。
1994年のナポリでのG7サミット。社会党出身の村山富市総理は腹痛と下痢により、初日の首脳会合を欠席。だが、翌年の戦後50年談話の際にこだわった「心からのお詫び」や「痛切な反省」を、ホスト国に対して表明することはなかった。
そして「悪夢の民主党政権」の鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦の三総理。いずれも弱い足元を見透かした中国の居丈高な外交に翻弄され、右往左往した。
安倍晋三政権後の菅義偉、岸田文雄、石破茂の三総理。媚中、拝米が極まり、せっかく安倍時代に築かれた国際社会での輝かしい存在感がことごとく失われていった。「悪夢の民主党三政権」のパラレルとも言うべき「悪夢の自民党三政権」だ。岩盤保守層は、雪崩を打ったように自民党から離れていった。
だからこそ、高市政権への期待は高い。ここ数年にわたって展開されてきた媚中、拝米、それらに伴う国際的地位の低下。これらへの反転攻勢は待ったなしだからだ。
尖閣諸島周辺で領海侵入や領空侵犯をされようが、日本の排他的経済水域にミサイルを何発も撃ち込まれようが、水産物を全面禁輸されようが、在留邦人を惨殺されようが、ビジネスマンを拘束されようが、抗議らしい抗議さえできず、力なく「遺憾」とのみ発してきた媚中。これと訣別しなければならない。
アメリカの言うなりにLGBT法を成立させ、「多文化共生社会」の実現に前のめりになり、「令和の不平等条約」とまで称されてきた関税合意を飲まされてきたような拝米。繰り返してはならない。
3月に控えた訪米では、対中政策のすり合わせは必須だ。加えて日米関税合意の実施、日本の防衛費の増大といった重要課題への対応が迫られている。
日本の立場、物の考え方をしっかりとトランプ政権にインプットしていくとともに、日本自らがイニシアチブをとって必要な措置を実行し、アメリカの協力を求めていくべき時代である。
政権基盤を固めたこれからが正念場だ。「チーム高市」が充実した外交成果をもたらすことを祈念して止まない。それでこそ、我々の世代が次の世代に自信をもって引き継げる日本を残せるからだ。
●プロフィール
やまがみ・しんご 前駐オーストラリア特命全権大使。1961年、東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、84年に外務省入省。コロンビア大学大学院留学を経て、ワシントン、香港、ジュネーブで在勤。北米二課長、条約課長の後、2007年に茨城県警本部警務部長を経て、09年に在英国日本国大使館政務担当公使、日本国際問題研究所所長代行、17年に国際情報統括官、経済局長を歴任。20年に駐豪大使に就任し、23年末に退官。同志社大学特別客員教授等を務めつつ、外交評論家として活動中。著書に「中国『戦狼外交』と闘う」「日本外交の劣化:再生への道」(いずれも文藝春秋社)、「国家衰退を招いた日本外交の闇」(徳間書店)、「媚中 その驚愕の『真実』」(ワック)、「官民軍インテリジェンス」(ワニブックス)、「拝米という病」(ワック)などがある。
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