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記事全文を読む→イラン空爆「間もなく終結」ブレブレ支離滅裂発言のトランプがネタニヤフにまんまとハメられた「地上部隊投入作戦」ひた隠し!
アメリカとイスラエルによる対イラン軍事作戦という名の戦争が、周辺の中東諸国を巻き込む形で混迷の度を深める中、アメリカのトランプ大統領は「壮絶な怒り作戦」の開始後初となる記者会見で、次のように大見得を切ってみせた。
「作戦は大きな前進を遂げており、戦いは間もなく終結することになる」
だが、3月9日(現地時間)のこの発言は、株式市場や原油市場などマーケットを意識した「その場しのぎの口先介入」にすぎず、戦局はトランプ大統領とアメリカの心胆を寒からしめる「出口の見えない泥沼状態」に陥っていくと、多くの専門家は極めて悲観的に受け止めている。
トランプ大統領は当初、「作戦は早ければ数日で終わる」と豪語していたが、その舌の根も乾かぬうちに「場合によっては4週間くらいかかる」と前言を撤回。その後も「長期戦を覚悟しなければならないかもしれない」などと見解を大きく後退させる中、ちゃぶ台を引っくり返すように今回の「間もなく終結発言」をブチかました。
実はこのような「ブレブレの支離滅裂発言」を繰り返さざるをえない窮地にトランプ大統領を追い込んだのはイスラエルのネタニヤフ首相だった、との重大な指摘がある。
北からはイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」が支配するレバノンの脅威、南からはイスラム原理主義組織「ハマス」が支配するパレスチナ自治区ガザの脅威に晒されるなど、イスラエルは長年にわたって「国家存亡の危機」に直面してきた。脅威という点では、イスラエルに届く中距離ミサイルを配備するイランも同じであり、ネタニヤフ首相は宿敵イランを壊滅状態に陥れるチャンスを、虎視眈々と狙っていたのだ。
昨年暮れ以降、トランプ大統領とネタニヤフ首相はイランの核武装を阻止するための軍事作戦に向けた極秘会談を重ねてきたが、「2月28日朝にイランの最高指導者ハメネイ師が、側近らと首都テヘランにある邸宅に参集する」との情報で状況は一変。ネタニヤフ首相は2月23日、この情報を電話でトランプ大統領に伝えるや、今年6月とされていた軍事作戦計画を前倒しすべく、「千載一遇のチャンス到来」と強く迫ったのである。
アメリカとイスラエルの諜報活動に詳しい国際軍事アナリストが指摘する。
「この時、トランプはネタニヤフから『ハメネイらを亡き者にすれば、アッサリとカタはつく』と耳打ちされ、奇襲爆撃の実行を決断した。しかし空爆だけではイランの体制を転覆させることはできず、いずれ地上部隊による掃討作戦が不可欠になることを、ネタニヤフはひた隠しにしていました。要するに、作戦を開始して引くに引けない状況を作り上げてしまえばこっちのものとばかりに、トランプはネタニヤフにまんまとハメられたわけです。当然、地上部隊を投入するとなれば戦局の泥沼化は避けられず、アメリカ軍からも千単位、万単位の犠牲者が出ることになる。トランプにとっては、まさに悪夢のような展開です」
トランプ大統領は今、斬首作戦に踏み切ったことを深く後悔していることだろう。
(石森巌/ジャーナリスト)
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