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記事全文を読む→イラン戦争で強気発言のトランプ大統領「実はミサイル不足」で大ピンチ!「山岳・砂漠・ホルムズ海峡ゲリラ戦」に勝ち目なし
アメリカのトランプ大統領は、自ら仕掛けたイラン攻撃の軍事作戦について「極めて順調だ」「全面降伏以外に、イランは交渉余地がない」と圧倒的優位にコトを進めていると強調している。しかし、強気のトランプ氏に「暗雲が垂れ込めつつある」と指摘するのは、アメリカのシンクタンク関係者だ。
「暗雲理由はズバリ、2つある。ひとつは攻撃用、迎撃用の弾不足だ。3月4日付の『ワシントンポスト』は、開戦から1週間もしないうちに、アメリカの精密兵器の備蓄が急減していて、特に防御用迎撃ミサイルの不足が著しいと報道している」
実は「ワシントンポスト」が「アメリカ実弾不足」を指摘したのは3月4日だけではない。2月28日のイラン軍事作戦開始直前、2月23日にもスクープ記事で指摘していた。
その報道はこうだ。トランプ氏の軍事面での右腕と言われ、昨年のイラン核施設爆破、今年1月のベネズエラ・マドゥロ大統領拘束作戦の陣頭指揮を執ったダン・ケイン統合参謀本部議長が、イランの軍事作戦を検討する極秘会議で、トランプ大統領に驚愕の指摘を行ったという。
「イラン作戦推進には、アメリカ軍の弾薬が足りません」
実弾不足の理由は、ウクライナ戦とイスラエルのハマス掃討作戦に、武器弾薬を供与してきたためだという。軍需メーカー関係者によれば、
「イランのミサイル迎撃に不可欠なTHAADやパトリオットミサイルもスカスカ状態だといいます。これを補充するといっても構造が複雑なため、生産には相当な時間がかかります」
「ワシントンポスト」の報道に、トランプ大統領はSNSで猛反撃。「ケイン議長が実弾不足で反対した、というのは完全に誤り。議長は軍事衝突に慎重だったが、いざ開戦なら『容易に勝利できる』と述べた」と主張した。
それでもメディア関係者らの疑念は消えない。それをうかがわせる動きが、韓国で出ている。韓国に対北朝鮮用として配備されていた在韓米軍防空システム「パトリオット」の一部を、移動させる動きが活発化しているのだ。
冒頭のシンクタンク関係者は、「トランプ暗雲」の2つめの理由をこう明かす。
「それは地上戦。アメリカはイランの制空権支配宣言をしているが、戦争が決着するのは地上戦だ。イランの東、西、北側は数千メートルの切り立った山と砂漠で、まさに国全体が天然の要塞と言われる。この難攻不落の要塞に加え、イランは革命防衛隊と正規軍合わせて73万人もの強固な軍隊が、地下深く潜伏する」
この軍隊が山岳ゲリラ戦、砂漠ゲリラ戦、ホルムズ海峡ゲリラ戦を展開する。軍関係者に言わせると、これではアメリカ軍が何百万人の兵士をイランに投入しても、地上戦での勝ちパターンが見えない。だからアメリカは地上部隊派遣に二の足を踏んでいる、というのだ。
軍事アナリストからは、こんな声が出ている。
「現段階で空中戦ではアメリカ+イスラエル軍がイランを圧倒しているものの、出口戦略が見えない。トランプ大統領は実弾不足発覚と地上戦の泥沼化による長期戦を嫌って『我々が勝利』と一方的に終結宣言を出す可能性はあるでしょう」
それともトランプ大統領にはまだ、隠し持つ「奥の手」があるのか。
(田村建光)
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