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記事全文を読む→インドのネット新党「ゴキブリ人民党」アッという間に2000万人の支持を得て世界に急拡大「ロシア・北朝鮮・アメリカ」が震え出した
インドのSNSで急速に支持を広げている「ゴキブリ人民党」(CJP)に対し、インド政府ばかりか、他国でも警戒する動きが一段と強まっている。シンクタンク関係者が解説する。
「これは5月に突然、アメリカのボストン大学に留学するインド人学生によって立ち上げられた、ネット新党です。以前はインド野党で働いていた、アビジート・ディプケという人物です」
インドの最高裁長官が、就職しない若者を「ゴキブリ」に喩えたことに、ディプケ氏は猛反発。「なぜ就職できないのか」は、金持ちや政府の中枢とつながりのある一部特権階級に有利な「裏ルート」があり、不公平だから、だと。
そして最高裁長官の発言を逆手にとって、ネット上で若者中心に反政府勢力への結集を呼びかけたのだ。スローガンは「若者の、若者による、若者のための政治戦線」である。
Xが立ち上がると、瞬時に21万8000人のフォロワーを獲得。この現象を重くみたインド政府が、インド国内でネットをブロックする動きも。これがさらなる反発を招き、Z世代を中心に「ゴキブリ人民党」は新アカウントで動きを活発化させた。
かくしてゴキブリ新党のインスタグラムのフォロワー数は2000万に達し、さらにその勢いを増している。そして6月6日にはネットでの動きだけでなく、ニューデリーで初の抗議集会を開いた。
創設者ディプケ氏はこの日、アメリカから急きょ帰国して先頭に立ち、大学医学部入試の試験問題漏洩などを批判。広場に集まった支持者数百人はこれに呼応して「大臣辞めろ」「汚職根絶」などと気勢を上げた。
この動きに肝を冷やしているのは、インド政府だ。2010年にチュニジアで発生した運動が、アッという間にアフリカ北部エジプトやリビア、中東ヨルダンに拡大し、時の政権崩壊を招いたのが、いわゆる「アラブの春」だった。
「インド政府は『インド版アラブの春』を恐れ、なんとかゴキブリ人民党の動きを封じ込めようと必死です」(国際政治アナリスト)
「ゴキブリはどんな隙間にも入り込む。駆除はほぼ不可能だ」
ゴキブリ新党の勢力急拡大に神経を尖らせているのは、インドだけではない。国際NGO関係者が指摘する。
「ウクライナ戦争が長引き、地方の貧困層や若者が次々と駆り出されて50万人近い兵士が命を落としています。最近ではネット規制まで起きているロシアでも、若者中心に不満のマグマが溜まっている。プーチンと組んで兵士1万4000人をウクライナ戦線に派兵し、6000人の命が失われたという北朝鮮でも、金正恩体制への不満は相当なものだといいます。これら独裁政権は、ゴキブリ人民党のような動きに触発されやしないかと、ピリピリしている。やりたい放題で大学の締めつけをしているトランプ政権も『インド若者の火遊び』では見過ごせないと、情報収集に躍起になっています」
インドのメディア「タイムズ・オブ・インディア」は社説で、ゴキブリ人民党をこう評したという。
「ゴキブリはどんな隙間にも恐れることなく入り込む。どれほど大きな努力を払おうと、駆除はほぼ不可能だ」
インドで燃え始めた小さいながら激しい炎が、やがて世界に広がろうとしている。
(田村建光)
アサ芸チョイス
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