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記事全文を読む→田尾安志の解説に「即抗議」した日本ハム・新庄剛志監督の「今川優馬の取り扱い理由」
京セラドーム大阪で行われた、8月16日のオリックス×日本ハム戦。13-7で日本ハムが大勝したこの試合の8回、今川優馬が代打で打席に立った。阿部翔太のカットボールを完璧に捉え、左翼5階席に飛び込む今季1号2ラン。今季初安打が特大の本塁打となった直後、解説者の田尾安志氏がこう言った。
「なんでここまでゲームに出てないのかな、っていう。そういうバッティングですよね。新庄監督に嫌われてたのかな、みたいな」
笑いを交えた発言だったが、これに新庄剛志監督がインスタグラムのストーリーズで異例の反応を示した。田尾氏を名指しして、
〈僕はファイターズの選手で嫌いな選手は1人もいませんし、今川君の事は大好きです。悲しくなるような事を解説で言わないで下さい〉
強い調子で抗議したのだ。
田尾氏が今川の起用に疑問を呈したのは、今回が初めてではない。今年2月には自身のYouTubeで「多く使う気持ちがないのなら、他球団に出してあげたら」と提言していた。
2025年に2軍51試合で打率4割3厘、7本塁打を記録しながら1軍出場が限られていた今川の起用に、首をかしげていたのだ。田尾氏によれば、前日本ハム打撃コーチの八木裕氏も「もうちょっとチャンスをあげたいと思っていた」と話したという。
今川は1997年生まれの29歳。2020年ドラフト6位で日本ハムに入団し、2022年には1軍94試合で10本塁打の実績がある。ただ、「なぜ使わないのか」と問うことと、「嫌われているからではないか」と好き嫌いに結びつけるのは話が違う。たとえ冗談の体裁であっても、解説でその推測を口にすれば「監督に嫌われている選手」という印象を与えかねないからだ。
外野手争いの中で後手に回った可能性
新庄監督の「大好き」という反論は、田尾氏の推測を否定するものだった。ただ、それは起用が遅れた理由の説明にはなっていない。2025年、2軍で4割を打っていた今川をすぐに昇格させなかった理由について、新庄監督は「打席の内容やタイミングの取り方を見て、まだ1軍ではいい結果が出ない」と判断したと説明していた。
その後、状態が変わったと判断して9月に昇格させると、今川はソフトバンクのリバン・モイネロから本塁打を放ったが、右ハムストリングス筋損傷で離脱している。
今季、昇格前の2軍成績は55試合で打率2割8分1厘、6本塁打。前年の2軍での打率4割3厘、7本塁打と比べれば見劣りする。外野には万波中正、水谷瞬、五十幡亮汰、矢澤宏太らがひしめき、左翼や指名打者の枠では郡司裕也、野村佑希、レイエスとも争う。打撃型の右打ち外野手である今川が、守備や走力面も含めて外野手争いの中で後手に回った可能性があるのだ。
今回の昇格について、新庄監督は「期待を込めて」とした上で、8月18日からのソフトバンク3連戦で対戦が見込まれるモイネロへの「場慣れ」を挙げていた。今川をめぐる発言に名指しで抗議した以上、今後どう起用するのか、新庄監督の采配が問われることになる。
(ケン高田)
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