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記事全文を読む→【横浜&広島】大ケガから劇的復帰した逸材Jリーガー2人は「次の日本代表候補」
Jリーグ新シーズンは2節を終了した。
横浜F・マリノスの三井寺眞(みいでら・しん)は、J1開幕戦史上、最年少となる16歳4カ月5日で先発出場し、オープニングゴールまで決めてしまった。
鹿島アントラーズの吉田湊海(18歳)は、昨季の鹿島ユース三冠の立役者で、U-18全日本ユース選手権では2年連続で得点王に輝いた。選手層が厚い鹿島で2試合連続の先発出場を果たすなど、10代の選手の活躍が目立った。
そんな中、大ケガから復帰した次期日本代表候補がいる。
柏レイソルの熊坂光希は、身長185センチの大型ボランチだ。柏のアカデミーで育ったが、トップチームに昇格できず、東京国際大学へ進学。卒業して2024年から柏に加入した。
2年目の昨シーズン、リカルド・ロドリゲス監督が就任すると開幕戦からスタメンで起用され、首位を争う柏に欠かせない選手に成長した。そして昨年6月、待望の日本代表に選出される。
北中米アジア最終予選の2試合目となるインドネシア戦に先発出場する可能性があったが、大阪での練習中に右膝前十字靭帯断裂の大ケガを負い、そのまま森保一監督にアピールすることなく代表チームから離脱した。
今年になってもリハビリが続き、百年構想リーグで試合に出場したのは最終戦のジェフ千葉戦。それもわずか10分間だった。
ところが新シーズンが開幕すると、初戦の水戸ホーリーホック戦で先発出場し、80分プレーした。続く8月14日の東京ヴェルディ戦では446日ぶりに先発フル出場し、完全復活をアピールした。
この試合を視察に訪れていた日本代表の森保監督は、
「プレーできているところを見させてもらうのは私もホッとしているし、嬉しいニュース」
と目を細めた。
今年で25歳になった。もう若手ではない。それでも相手の攻撃の芽を潰す守備力、そして彼の特徴であるツータッチ以内でボールをさばき攻撃のリズムを作るプレーは健在だ。復帰して公式戦出場はまだ2試合。これから試合を重ねれば、コンディションが上がってくる。代表復帰の可能性は十分にある。
オーストリアで左膝外側半月板部分切除の手術
もうひとりは、サンフレッチェ広島の20歳のボランチ、中島洋太郎。各年代で代表に選ばれ、17歳でプロ契約を結ぶ。昨シーズンは、U-20日本代表の攻守の要として活躍。ブンデスリーガ移籍の噂もあり、日本代表入りを勧めるサッカー関係者もいるほどだった。
ところが昨年4月、左膝のケガで戦列離脱。オーストリアで左膝外側半月板部分切除の手術を受けた。同年9月のU-20W杯は、コンディション不良で辞退。本来のパフォーマンスを出せないまま、シーズンを終えた。今年の百年構想リーグは約4カ月ぶりの公式戦となり、8試合に出場したが、うち半分の4試合は途中出場だった。
それでも新シーズンが開幕すると2試合連続で先発出場し、チームの連勝に貢献。視野の広さはもちろんのこと、長短の正確なパス、そして試合を決めてしまうスルーパスと、本来のプレーに近づいてきている。
まずは9月に行われるアジア大会(U-21日本代表が出場)でどんなプレーを見せるか、注目したい。大きなケガがなければロス五輪で結果を出して、日本代表入りが確実な逸材だ。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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