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Posted on 2026年09月25日 11:30

「2年で13勝25敗」FA権取得の広島・森下暢仁が行使したら「他球団からつけられる値段」

2026年09月25日 11:30

 9月24日の巨人戦。広島の森下暢仁は今季初めて中5日で先発し、6回を5安打1失点に抑えて、8月14日以来となる7勝目を挙げた。8月7日の1軍再昇格後、これで8試合続けて6回以上を投げ、自責点3以内に抑えているが、白星はようやく2つ目だ。前回9月18日の阪神戦も7回2失点ながら、11敗目を喫していた。

 この日は今季初スタメンの清水叶人と初めてバッテリーを組み、初回に3三振を奪った。4回無死一・二塁のピンチも無失点でしのいだ。打線は坂倉将吾の先制2ランなどで3点を奪い、3-1で逃げ切った。試合後は「先に点を与えないというところはやっていきたい」と語っている。

 昨年の森下は152回1/3を投げて6勝14敗、防御率2.48。今季は22試合で7勝11敗、9月24日終了時点の防御率は3.46である。
 9月14日に国内FA権を取得した森下が、仮に権利を行使するとなれば、他球団が提示する条件はどれほどになるのか。今季の推定年俸は2億円。目安となるのは、近年の先発投手の複数年契約だ。

 オリックスからFA移籍した山﨑福也は、4年10億円で日本ハムに入団した。ソフトバンクはアメリカから戻った上沢直之と、出来高込みで4年総額10億円規模の契約を結んでいる。国内FA権を使わず日本ハムに残った加藤貴之は4年12億円で、その年の成績は7勝9敗、防御率2.87だった。
 この3人のケースを見ると、契約総額を4年で割れば、年平均は2億5000万円から3億円になる計算だ。ソフトバンクや巨人など複数球団が獲得に乗り出せば、加藤の4年12億円を上回る提示が森下に出る可能性もある。争奪戦になれば、広島の提示額に影響するだろう。

「移籍すれば二桁勝利」とは言い切れない

 再昇格後の8試合、森下が自責点3以内に抑えながら勝ちがついたのは2度だけだ。得点力のあるチームへ移れば、その数字は変わるかもしれない。だが9月18日の阪神戦では、4回に自ら出した2四球が失点につながった。24日もソロ本塁打で1点を失っている。今季の防御率悪化は無視できず、「移籍すれば二桁勝利」とは言い切れない。

 昨季と今季ここまでで13勝25敗と、逆ダブルスコアの成績だ。仮に4年12億円なら、高いとみる球団はあるだろう。だが、好投しても援護がなく敗れた試合を考えれば、勝敗だけでの値踏みは難しい面がある。
 森下にはメジャーリーグ挑戦への思いもある。国内FA権を行使するのか、行使するなら各球団はいくらを提示するのか。森下の評価や、いかに――。

(ケン高田)

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