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記事全文を読む→日本全国「温泉街で外湯めぐり」高額宿泊費を浮かせて「名湯ハシゴ旅」の賢い極意
本格的な秋の行楽シーズンが到来した。しかし遠出を計画する旅行好きを直撃しているのが、全国的な人気温泉地における宿泊費の高騰だ。
インバウンド需要や物価高の波を受け、老舗旅館で1泊2食付きのプランを選べば、1人数万円が軽々と消し飛ぶ時代。
そんな折、無駄な出費を嫌う賢い温泉通の間で熱狂的な支持を集めているのが、宿泊費を格安のビジネスホテルや素泊まり宿で最小限に抑え、浮いた予算を握りしめて地域の共同浴場や立ち寄り湯を攻め落とす「外湯ハシゴ旅」だ。
日本全国を見渡せば、低予算で極上の湯浴みを楽しめる温泉街が数多く存在する。街全体で共通パスを発行し、情緒あふれる7つの名湯を巡る兵庫県の城崎温泉をはじめ、群馬県の草津温泉や四万温泉、長野県の野沢温泉、渋温泉、下諏訪温泉など、枚挙にいとまがない。
北へ目を向ければ福島県の飯坂温泉や山形県の蔵王温泉、青森県の大鰐温泉。西日本でも大分県の別府温泉や鹿児島県の指宿温泉、静岡県の伊東温泉に至るまで、共通チケットや数百円程度の入浴料、あるいは寸志の小銭だけで源泉かけ流しの湯船を堪能できる名所が目白押しだ。
混雑を避けて貸し切りに近い環境を得る時間帯
だが、ただ手当たり次第に飛び込めばいいという話ではない。旅の満足度を左右するテクニックを伝授するのは、ベテランの温泉ジャーナリストだ。
「複数の泉質の源泉が存在する温泉街の場合、外湯を賢く巡る最大のカギは、『泉質の刺激度』に応じた入浴順序です。まずは単純温泉やアルカリ性温泉といった肌当たりの優しい湯で体を慣らし、その後に硫黄泉や酸性泉などの刺激が強い薬効湯へ挑むのが鉄則。逆の順番で入ると肌への負担が大きいためです」
ハシゴ湯は想像以上に体力を削るため、入浴前後の水分補給はもちろん、各浴場での入浴時間を10分程度にとどめる分割浴が、湯あたりを防ぐ極意となる。温泉ジャーナリストが続ける。
「混雑を避けて貸し切りに近い静寂を味わいたいなら、一般客が夕食を摂る18時から20時、もしくは朝一番の開場直後が狙い目でしょう」
豪華絢爛な旅館のフルサービスに縛られることなく、浴衣に下駄を鳴らして地元の人情と歴史が染みついた共同浴場を渡り歩く。これぞまさに、無駄な出費を削ぎ落とした大人の贅沢な秋の過ごし方と言える。
浮いた宿泊費で温泉街に繰り出し、地元酒場で旬の味覚と地酒を心ゆくまで堪能したい。
(滝川与一)
アサ芸チョイス
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