スポーツ
Posted on 2026年03月09日 11:30

【J1百年構想リーグ】FC東京の超レベルアップ快進撃を生んだ「次から次へと大型補強」「シュート数1位」の本気度

2026年03月09日 11:30

 J1百年構想リーグは、常勝軍団を目指す鹿島アントラーズの強さばかりが目立っている。しかし、レベルアップしているチームがもうひとつある。それがFC東京だ。ここまで2勝2PK勝ち1敗と、EASTで3位につけている。

 快進撃の要因は、この1年間の補強だろう。アルビレックス新潟の監督だった松橋力蔵氏を指揮官に招聘。選手ではサガン鳥栖で14点を稼いだストライカー、マルセロ・ヒアンに加え、ヴェルダー・ブレーメン(ドイツ)のセカンドチームでくすぶっていたパリ五輪代表の佐藤恵允を獲得。さらにスペイン2部リーグのエイバルから、日本代表経験のある橋本拳人が5年ぶりにFC東京に復帰した。

 昨夏には大型補強に成功している。日本代表経験のある室屋成(ハノーファー)が5年ぶりに復帰。最終ラインには浦和レッズの中心選手として活躍したアレクサンダー・ショルツ(アル・ワクラ)、Jリーグ実績があり韓国代表として3度のW杯出場経験のあるGKキム・スンギュを獲得した。浦和から新潟時代の松橋監督の愛弟子である、長倉幹樹も加入している。
 そして今季、ファジアーノ岡山から日本代表の佐藤龍之介が復帰しただけでなく、開幕戦に先発出場したセルティックの稲村隼翔を獲得。そのほかにもパリ五輪代表の山田楓喜、新潟の左サイドの仕掛け人である橋本健人も入った。

 こうしてこの1年間で、実力と実績のある選手を次から次へと補強してきた。その結果、それまでFC東京を支えてきた森重真人、仲川輝人、小泉慶といった選手がベンチスタートになり、選手層が一気に厚くなった。

 サッカーのスタイルも変わってきた。それはシュート数がJ1クラブの中で1位であることだ。昨シーズンは10位、一昨シーズンは17位。逆に被シュート数は19位と少なく、いかに攻守において安定しているかがわかる。
 ペナルティーエリア内へのクロス数もリーグ1位で、点を取りにいく姿勢が今までよりも向上している。
 優勝を目指すだけのメンバーが揃い、戦力は充実している。ここに昨年6月のオーストラリア戦で代表デビューを果たした俵積田晃太が故障から復帰すれば、新たな武器となり、攻撃に幅が出る。

 それでも昨季11位のチームがいきなり優勝できるほど、サッカーは甘くない。ちなみに今年1月末、FC東京は明治神宮で必勝祈願を行なった際、松橋監督は絵馬に「優勝」と書いている。

(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年04月25日 08:30

    ある50代の男性は、自分のスマホから見知らぬ番号へ何十件もSMSが送られていたことに、翌月の明細を見るまで気付かなかった。画面はなんら変わっていない。LINEも電話も普通に使えていた。それなのに、スマホは他人の「道具」として使われていたのだ...

    記事全文を読む→
    社会
    2026年04月24日 07:00

    本サイトは4月21日に〈「4.20北海道・東北地震」今回の後発地震注意情報は「かなりヤバイ」!「震度7」「30メートル大津波」で死者20万人の「割れ残り固着域」〉と題する記事を公開し、次のように警鐘を鳴らした。4月20日夕刻に発生したM(マ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年04月24日 11:30

    まさに「泣きっ面に蜂」である。ほかでもない、「後発地震」と「山林火災」と「クマ出没」という、未曽有の「三重苦」に見舞われている岩手県大槌町の被害実態だ。町民の心胆を寒からしめているコトの次第を、時系列に沿って追ってみると…。三陸のリアス式海...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/4/28発売
    ■680円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク