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記事全文を読む→2.6開幕「Jリーグ百年構想リーグ」特殊な記録方式とファジアーノ岡山に加入した「最大の発見男」
「Jリーグ百年構想リーグ」がいよいよ2月6日に開幕する。とはいえ、夏に開幕する新リーグ(秋春制)に向けての「つなぎの大会」としか考えられない。なぜならこの大会の記録はリーグ戦、リーグカップ戦とは独立した公式記録として扱われるからだ。
つまりJ1通算出場199試合の選手が「百年構想リーグ」1試合に出場しても、J1通算200試合出場とは扱われない。どうようにJ1通算99ゴールの選手が「百年構想リーグ」でゴールを決めても、J1通算100ゴールにはならないのだ。
それはクラブの記録も同様で、例えばJ1初昇格の水戸ホーリーホックが「百年構想リーグ」で初勝利しても、J1初勝利ではない。
記録は独立した公式的なものであり、昇格も降格もない。メリットは思い切って若い選手を起用できるとか、いろんなシステムを試すことができることだというが、結局は賞金がかかった大きなプレシーズンマッチの大会感が否めない。
もちろん「常勝軍団」復活を目指す鹿島アントラーズや、その鹿島と昨季、最終戦まで優勝を争った柏レイソルは優勝を狙っているだろう。今オフに積極的な補強をし、黄金時代復活を目指す川崎フロンターレなど注目すべきチームはあるが、クラブによってこの大会をどう捉えるかに温度差があるようで、どこを見ていいか難しい大会だ。
そこに面白いニュースが飛び込んできた。U-23アジアカップで優勝したU-21日本代表で、本サイトの過去の記事で「最大の発見」と評価した法政大学の小倉幸成が1月末に、J1・ファジアーノ岡山に加入したのだ。
加入しても開幕まで1週間ほどしかないため、すぐに試合に出場するのは無理だと思われがちだが、彼は昨秋に岡山の練習に参加している。しかも岡山の木山隆之監督は筑波大学時代、U-21代表の大岩剛監督と一緒に最終ラインを支え、黄金時代を築いてきた間柄だ。電話で小倉のプレースタイルや性格などの情報を入れていても、おかしくはない。
さらに小倉本人が「(佐藤)龍之介に相談した」というように、アジアカップ優勝の仲間で昨季、FC東京からレンタルで岡山でプレーてブレイクした選手から、岡山の情報を得ていたようだ。デビューまでにはそれほど時間はかからないだろう。
昨年1月には鹿島のキャンプに参加して、プロを肌で感じているだけに、彼がJ1でどこまで通用するか、楽しみだ。
今年のワールドカップを目指す国内組にも注目したい。特に当落線上にいる選手にとって、アピールできるのはこの百年構想リーグしかない。
先の佐藤はもちろんのこと、FW細谷真央(柏レイソル)ならゴールという数字が欲しい。南野拓実(モナコ)の本大会出場が絶望的と言われる中、その穴を埋める候補として挙がっているのは相馬勇紀(町田ゼルビア)。その町田には最終ラインと右のアウトサイドをこなす長身(192センチ)の望月ヘンリー海輝が、虎視眈々と…。
そしてもうひとり、常に代表に選出されているが、ほとんど試合に出場していない長友佑都。彼も代表に必要だと言われるパフォーマンスを見せたいところだ。
彼らにとってムダにできる試合など、ひとつもない。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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